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大学卒業後すぐにフリーランスへ -1- なんで就職しなかったか

大学卒業後すぐにフリーランスデザイナーへ

僕は現在30才で、大学を卒業したのは8年前。その時、就職せずにいきなりフリーランスとして働き初めました。
なぜ、そうしたか。まずカッコイイ方の理由から書きます。
約8年前の話です。その当時は会社法が変わったばかりで、1円起業が流行り、IT系のベンチャー企業が次々に会社を興していました。
僕もそんな熱に感化され、ベンチャー企業のインターンシップを受け、自分もできるんじゃないかという考えになり、就職せずにいきなり独立ってそんなに難しい事じゃないんじゃないかと根拠のない自信ができたのでフリーランスというのを意識し始めました。
それと昔から、中学では高校受験の準備をし、高校では大学受験の準備をし、大学では就職の準備をし、就職したら出世を目指し、、という世間一般的な流れに疑問を抱いていました。一体いつになったら自分の人生の本編が始まるんだ、、という。だからもう大学でイントロ終わらせようーっていうのがフリーランスになった理由です。
カッコ悪い方の理由は、単純に自分に協調性がなさすぎたからです。そこにコンプレックスをずっと持っていたのでアルバイトでは接客をし、インターンシップでも必死に周りに合わせようとしましたが、どうにも居心地が悪く、周りに気を使わせるのに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。(お酒も飲めないですし)
だからそこから逃げました。
余談ですが、ホリエモンの著書、「我が闘争」と家入一真の「我が逃走」だと完全に僕は後者に共感します。
漢字とは面白いもので、「闘争」って闘うことは良いことだけど争うことは良くない。「逃走」は逃げるのは良くないことだけど、走るのは良いこと。「闘走」が一番いいんでしょうけど、そのどちらも持ち合わせるのなんて無理だと思うんで、自分にあった戦い方で進んでいけばいいと思ってます。

この2つが僕がフリーランスという道を選んだ理由です。


大学で猛烈に頑張って自信が着く

自分は中学、高校と勉強をさぼってきて、学力で大学には入れませんでした。でもデジタルハリウッド大学というのがちょうど自分がフリーターしてる時に設立されると知り、そこは学力より実力が評価されるということでそこに入学しました。自分が大学にいけるとは思っていなかったし学費も高いので、そこで僕は猛烈に頑張りました。誰にも負けたくないという思いで、講義も実技も懸命に取り組みました。特に3年〜4年は、もうこれは自慢していいだろってレベルで頑張ったです。。

ある分野では敵わない同期はたくさんいましたが、ある特定のもの(僕の場合はグラフィックデザインと文章とプレゼンテーション)では学内で誰にも負けてないという自信ができました。だからこれはいけるんじゃないかってことで、フリーランスを選びました。
つまり、やっぱり努力は必要で、何もかもで秀でる必要はないけど、誰にも負けない何かを作ることが重要だと思います。そしてそれを見つけるポイントは月並みですが、それが好きかどうかです。スティーブ・ジョブズのスタンフォード卒業スピーチで言われていること、「魂がそれを知っている」というのに僕は本当に共感をしていて、その何かに取り組んでいる時に楽しさを感じるのか、躍動感みたいなものを感じるのかどうかが極めて重要だって思います。
得意とかそんなレベルじゃなくて、楽しい、もっとやりたい、睡眠時間削ってもいい、友達と遊ぶ時間を削るのも惜しくないと思うほどの何かを見つけることが重要だと思います。
それを見つけるには時間がかかると思います。なんとなく生きていたんじゃ魂も反応しないです。反応させるには何でもいいから自分のアンテナに引っかかたことを行動に起こすことが一番近道で、反応しなければ次に行き、反応したらそれに従えばいいと思います。いずれにせよ与えられた目の前のものに対して一生懸命取り組まないと魂は答えをくれないと思います。


海外のフリーランス事情に感化

この海外の働き方を早い段階で知れたのが本当に大きいです。やっぱり自分は協調性のなさにコンプレックスを感じていたので、大手企業に勤めている人にジェラシーみたいなものがありました。
でも僕がインターネットを通して海外のデザイナーやライター、カメラマンを追ってみると、日本でいう電通・博報堂で働いているより、フリーランスで自立して働いて、好きな時間に、好きな場所で働いている方がストレスフリーだし、ライフスタイルとして素敵だという価値観に遭遇しました。
日本の寝てない自慢、苦労してる自慢文化に辟易していたので、更にその思いは強くなりました。

デザインクオリティも大手に劣るどころか群を抜いて秀でたデザイナーもたくさんいて、そんなデザイナーはアップルやグーグル、ディズニー、スターバックスなどをクライアントに持っていました。大手に勤めなくても実力さえあればそこと対等に渡り合える環境や価値観がインターネットの力で広まりつつある。そしてその価値観は日本でもきっと広まる。ここに大きな可能性を感じ、自分もそれを目指そうと思いました。

自分が8年ほど前にフリーランスを目指そうと思った理由はこんな感じです。
3年ぐらいは食えなかったです。甘くなかった、、そのあたりまた書きます。
今はクラウドソーシングやSNSでの繋がりやすさもあり、フリーランスになるハードルはかなり下がったと思います。
この先どんどんフリーランスが増え、プロジェクト毎に集結しては解散を繰り返す、効率性と生産性の高いワークスタイルがインターネットとコンピュータの力を使い、日本でももっともっと確立されていけばいいなと思います。

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