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プロジェクトマネジメント<総合編>の備忘録

過去の勉強ノート(PM資格取得)をもとに、備忘録として作成
→プロジェクトは計画した時点で80%は完了している

0.プロジェクト立上げ前

PMが参画し、フィージビリティ(実現可能性の検討)を実施する。
【OUTPUT】プロジェクト企画書

1.プロジェクト立上げ

【INPUT】プロジェクト企画書

プロジェクト憲章を作成(文書化)し、プロジェクトの認可を受ける。
プロジェクト憲章とは、プロジェクトのオーナーやスポンサーなどによって発行される文書で、当該プロジェクトを公式に認可する役割を持つもの。

<記載事項>
・プロジェクトの目的 …目標(予算・納期・品質)の設定
・成果等の要求事項
 →概要スケジュール(=マスタスケジュール)
 →概算予算
 →主要機能など
・制約条件と前提条件
【OUTPUT】プロジェクト憲章

★プロジェクトメンバが決定している場合、キックオフを開催して
 プロジェクト憲章を配布する(共通認識の醸成)

2.プロジェクト計画

2.1.システム開発方針の設定

【INPUT】プロジェクト憲章

プロジェクト憲章を考慮し、以下のシステム開発方針を設定する。
・システム開発ライフサイクルモデル
・ソフトウェア開発手法
・開発環境、開発標準(品質保証、システム構成管理、文書化)
【OUTPUT】システム開発方針書

2.2.要求事項文書の作成

【INPUT】プロジェクト憲章、ステークホルダー登録簿

上記INPUTを元に、インタビューや集団思考、発想技術等を使用して、要求事項文書を作成する。
【OUTPUT】要求事項文書

2.3.スコープ定義

【INPUT】プロジェクト憲章、要求事項文書

上記INPUTを元に、以下のスコープを定義し、プロジェクトスコープ記述書を作成する。
・成果物スコープ(成果物の定義)
・プロジェクトスコープ(作業範囲)
→これらを適切に管理することで、QCD(目標)を達成する
→スコープの変更はQCDに影響を与えるため、スコープ変更要否はステークホルダーとの折衝が必要(CCB:変更管理委員会で決定)
【OUTPUT】プロジェクトスコープ記述書、WBS(WP部分)

2.4.各マネジメント領域の計画

【INPUT】プロジェクト憲章、システム開発方針書、プロジェクトスコープ記述書

上記INPUTを元に、以下のマネジメント領域の計画を立てる。(各マネジメント領域の計画については、別途記載)
・スケジュール計画(タイムマネジメント)
・資源計画、要員計画(人的資源マネジメント)
・調達計画(調達マネジメント)
・費用計画(コストマネジメント)
・品質計画(品質マネジメント)
・リスク管理計画(リスクマネジメント)
【OUTPUT】各マネジメント領域の計画書

2.5.プロジェクトマネジメント計画書の作成

【INPUT】各マネジメント領域の計画書

ベースラインおよび補助計画書を定義するとともに、各マネジメント領域で作成した計画書を統合して、プロジェクトマネジメント計画書を作成する。
【OUTPUT】プロジェクトマネジメント計画書

3.プロジェクト実行

【INPUT】プロジェクトマネジメント計画書

各マネジメント領域において計画を実行する。(各マネジメント領域の実行については、「2.4.各マネジメント領域の計画」の各リンク先に記載)

4.監視・コントロール

各マネジメント領域において監視・コントロールを行う。(スケジュールマネジメント領域以外については、「2.4.各マネジメント領域の計画」の各リンク先に記載)

4.1.スケジュールコントロール

【INPUT】プロジェクトマネジメント計画書(ベースライン)、進捗管理表(ガントチャート、EVM)

納期を守るために、ベースラインの計画と実績の差異を確認し、差異がある場合は原因究明と対策を行う。
→以下の進捗遅れの兆候をいち早く掴み、事前に手を打つことが肝要
 ・残業時間の増加
 ・生産性の低下
 ・レビュー指摘密度の増加
 ・兼任負荷

上記兆候をいち早く掴む具体的な方法として、以下が挙げられる。
 ・ガントチャート、EVMでの予定・実績の差分
 ・定例会での報告(悪い報告を隠すメンバがいる場合は効果なし)
 ・メンバの様子(顔色の悪化、勤怠の乱れ)、対話(愚痴)

原因と対策(事後対策)の具体的な例として、以下が挙げられる。

5.プロジェクト全体像

実際の経験をもとに、プロジェクトマネジメントの全体像を図解した資料。

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