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形のない概念を触る方法

クリスマスやお正月は人間が勝手に作った概念なので、新年の清々しさは本当は地球上に存在していない幻の感覚だと思っていた。

実際、動物や虫には年末年始の概念がないので、12月31日の23時59分と1月1日の0時0分に、体感的な差は全くないはずだ。

一方で、人間には新年を迎えるという概念がある。

それにより人々の行動が社会規模で変わり、その反応で気持ちを切り替える行動が生まれているのも事実なので、新年の空気は実際に体感できるものだとも言える。

形のない概念は、皆んなで認識し合うことで体感できるようになるのだ。

実際、お金にも形があるわけではない。

福沢諭吉がプリントされた紙に価値があると集団で思い込むことで、一万円分の価値を手に持って触れるようになっている。

お金は価値という概念を触るための入れ物だったことを今思い出した。

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