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妬み嫉み恨み就活。

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私の変な就活の記録です。 暇な時に時間を潰す読み物にぴったりです。
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就勝つ。

就勝つ。

※このnoteは『私が「大勝ち」するまで1〜7』を読んだ後だとより楽しめます。多分。

就活中は、喉から手が出るほど欲しい内々定。
だけどもらってしまえば、その快感と喜びはほんの一瞬だ。
3日後にはもう、
「ああそうか、社会人になるのか。働くのか。めんどいなあ。」
って気持ちに切り替わってしまう。
内々定の歓喜はもって3日から1週間ってとこだ。

私もそうだった。
『バカでか大企業』から内々定をも

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私が「大勝ち」するまで。7

私が「大勝ち」するまで。7

『満場一致で〇でした。』

3秒フリーズした後、携帯越しに思わず頭を下げていた。何度も。
人生で嬉しかった瞬間トップ3には入るのではないだろうか。
やっと、やっと人生の勝ち組になれる時がきた。
そう思って疑わなかった。
その時は。

4月に【就活不安定期】を、死に物狂いの自己分析と業界企業研究で乗り越えた私は、面接で無敵と化していた。
37個ESを書いて、面接に乗ったのは15個。
そのうち3月に落

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私が「大勝ち」するまで。6

私が「大勝ち」するまで。6

『慎重に選考を行いました結果、今回は貴殿のご期待に添いかねる結果となりましたことを、、、』

うるせえわ。
何が『ご期待に添いかねる』だ。
そっちからスカウトしてきたくせに。
何回も遠い駅まで通ったのに。
「〇〇さんなら、活躍できそう」とかほざいてたくせに。
こんな会社、こっちから願い下げだ。

就活をしていると何通も貰うお祈りメール。
どれだけ面接をしても、どれだけ面接官と馬があっても、落ちる時

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私が「大勝ち」するまで。5

私が「大勝ち」するまで。5

人生には波がある。

同じように、就活にも波がある。そして人にも波がある。

一つ前のnoteまで偉そうに語ってきたが、私はサマー、ウィンター通してインターンには7個しか参加していない。
これを多いと思う人もいれば、少ないと思う人もいるだろう。
ちなみに7個中、ESや面接などの選考があったのは、4個。残りの3個は先着順で誰でもいけるものだ。
私が経験したインターンの選考は全部で16個。
つまり勝率

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私が「大勝ち」するまで。4

私が「大勝ち」するまで。4

この面接、もらった。

そう確信した。
4人いるうち、私以外の3人は面接自体初めて。
初めての上に、こんなペラペラ“いかにも”なことを話す奴が一緒なんだから、3人は圧倒されたに違いない。この言い方は自分でもめちゃくちゃムカつくと思う。でも間違いなくそうだったから謙遜はしない。
3人が、ペラペラ9.5割盛ったガクチカを喋る私を、「すごいなあ」と、いう顔でみていた。
と、同時に「嘘だろ、どうせ」と、い

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私が「大勝ち」するまで。3

私が「大勝ち」するまで。3

『どうして弊社のインターンを志望するのですか?』
『あ、はい、いや、えーと、えー、先輩に勧められたからです。』

嘘かと思うよな。
嘘じゃないんですよこれ。

1番最初に受けたベンチャー企業のインターンの面接で、私が実際に言った言葉だ。
あまりにもその会社に興味がなさ過ぎて、と、いうのは言い訳で、一次面接からインターンの志望動機なんて聞かれる訳がないと思い込んでいた私は、全く志望理由を考えておらず

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私が「大勝ち」するまで。1

私が「大勝ち」するまで。1

ずっと、「勝ったことがない人生」を送ってきた。

小中と地元の公立校に通った。
万が一落ちて親に金銭的な負担をかけるのもアレだったので、高校もランクを下げ、所謂「安パイ」な県立高校を選んだ。
大学は予備校に通う金がなかったから、学校の勉強だけは一応ちゃんとして、指定校推薦で、自分の成績でいける私大を選んだ。奨学金を借りた。

6年間ずっとやっていた部活でも、2回戦以上に進めたことはなかった。キャプ

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私が「大勝ち」するまで。2

私が「大勝ち」するまで。2

「就活での勝ち組」=「バカでか大企業に入ること」

安直で幼稚な私の考えはこうだった。
CMをバンバン打ち出しているような、親や祖父母や親戚が聞いたら泣いて喜ぶような、周りの人間にいったら真っ先に「すごい!めっちゃ大手じゃん!」と言われるような。
そんな会社に入ることが、今までの人生で自分にできなかった、「勝ち組」になることだと、彼らを見返すことだと、信じて疑わなかった。(今も少しはそう思ってる)

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