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私が「大勝ち」するまで。2
「就活での勝ち組」=「バカでか大企業に入ること」
安直で幼稚な私の考えはこうだった。
CMをバンバン打ち出しているような、親や祖父母や親戚が聞いたら泣いて喜ぶような、周りの人間にいったら真っ先に「すごい!めっちゃ大手じゃん!」と言われるような。
そんな会社に入ることが、今までの人生で自分にできなかった、「勝ち組」になることだと、彼らを見返すことだと、信じて疑わなかった。(今も少しはそう思ってる)
私の就活の軸は「妬み嫉み恨み」と言ってもほぼ過言ではないだろう。(面接官ごめんなさい)
だから私は、人より早く就活を始めた。
全ては「バカでか大企業」に入って人生の勝ち組になるために。
早めに就活をすれば、面接にもGDにもESにも慣れると思っていた。インターンの優遇が受けられると思っていた。年内に内定をとって、安心して「バカでか大企業」を受けられると思っていた。
何より、「他の奴らより進んでいる」という優越感を得ることができると思っていた。
2018年12月、20卒の先輩向けの合説に忍びこんだあの日が、私が就活を始めた日だった。
就活を始めた、とは言うものの、最初からぶっ飛ばしていたかというとそうではない。
冬休みに自己分析の本とSPIの本を買ったくらいだ。数ページやったあとは、そのとき全く手をつけなかったが。
3月に21卒向けの合説に行ったことが、私の就活史上、1つ目の転機だったと思う。
外資やらベンチャーやらがうじゃうじゃいて、もうインターンを受け付けている会社も多かった。
早めに面接に慣れておこうと、私はその中から、ES免除で選考に進める何社かのインターンにエントリーした。
やってる内容もよく分からないような企業。興味なんて全くなかった。ただ面接の場数をこなしたかった。本番でコケないために。「習うより慣れろ」スタイルの就活だ。
そして4月、大学が始まった。
3年生としての、就活生としての、最初で最後の1年間が始まった。
私の長いようで短い戦争が始まった。
本日はここで一区切り。
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