非公式記録員 mmiyauchi

1970年代生まれ。プロ野球、MLBについて、観る側の視点で書きます。 MLB28球団…

非公式記録員 mmiyauchi

1970年代生まれ。プロ野球、MLBについて、観る側の視点で書きます。 MLB28球団のフランチャイズを巡礼。

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西武・杉山遥希、「高卒新人プロ初登板初先発初勝利」ならず

埼玉西武ライオンズの高卒新人左腕投手、杉山遥希が、本拠地・ベルーナドームでプロ一軍デビューを果たした。 杉山は東京都出身で、小学生でジャイアンツジュニアチームに選抜されると、神奈川・横浜高校に進学。 1年で夏の神奈川県大会決勝・横浜創学館戦に先発、3年ぶりの夏の甲子園に導く投球を見せ、甲子園ではエースナンバー「1」を背負って2回戦・智弁学園戦に先発登板したが敗戦投手に。 2年夏にも甲子園に出場、初戦・三重戦で2失点に抑え完投勝利を挙げたが、2回戦・聖光学院戦で完投負けで敗退

    • ロッテ・荻野貴司(38歳)、今季初の三塁打

      千葉ロッテマリーンズの外野手・荻野貴司は今季プロ15年目、38歳の大ベテランだが、準レギュラー級の活躍を見せている。 荻野貴司、途中出場で三塁打を含む3安打猛打賞 9月8日、ZOZOマリンスタジアムで行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、荻野はベンチスタート。 パ・リーグ3位のロッテは4位の楽天との対戦となったこのカード、1勝2敗で迎え、クライマックスシリーズ進出に向け負けられない中、先発に佐々木朗希を立てて臨んだ。 しかし、佐々木は序盤から制球に苦しみ、初回、

      • 巨人、「スミ1安打完封リレー」(NPB史上5度目)

        9月5日、岐阜長良川球場で行われた読売ジャイアンツ対東京ヤクルトスワローズ戦は、巨人先発の戸郷翔征が中4日でマウンドに上がり、1回表、ヤクルトの1番・西川遥輝にライト前ヒットを浴びたが、その後、7回まで投げ、四球と死球の走者2人を出したのみで、無失点に抑える好投を見せると、2番手のカイル・ケラー、3番手の大勢もパーフェクトな投球を見せ、巨人が岡本和真の今季22号3ラン本塁打の活躍もあり、3対0でヤクルトに勝利した。 戸郷は今季10勝目を挙げ、3年連続でシーズン二桁勝利に到達し

        • 西武・高橋光成、62年ぶり「開幕11連敗」(NPB史上4人目)

          埼玉西武ライオンズの高橋光成が「負のトンネル」から抜け出せない。 高橋光成は9月3日、対オリックス・バファローズ戦に今季14度目の先発登板をしたが、7回途中、6回2/3を投げ、3失点でマウンドを降りた。 試合はオリックスが3対2で西武を下し、西武は今季80敗目、高橋光成は今季勝ち星なしの11連敗となった。 高橋光成、NPBで「シーズン開幕から11連敗」は史上4人目、ワースト記録まであと「2」 NPBのレギュラーシーズンで、開幕から11連敗を喫した投手は、1950年の成

        西武・杉山遥希、「高卒新人プロ初登板初先発初勝利」ならず

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          西武・高橋光成、「今季初勝利」か「開幕10連敗」か、復活のマウンドへ

          埼玉西武ライオンズの右腕・高橋光成が今季初勝利と復活を懸けて、8月27日、先発マウンドに上がる。 甲子園球場生誕100周年を迎えた第106回の夏の甲子園大会は京都国際高校が「ダブル左腕エース」の活躍で初優勝で幕を閉じた。 11年前の2013年の夏、甲子園大会で2年生ながら前橋育英を初出場で初優勝に導いたエースだった高橋光成は、熱い夏に輝きを取り戻すことができるか。 高橋光成、思い出の地元・「上毛新聞敷島球場」で凱旋登板 高橋光成は8月20日、地元・群馬県前橋市にある上

          西武・高橋光成、「今季初勝利」か「開幕10連敗」か、復活のマウンドへ

          大谷翔平、MLB史上最速の「40本塁打・40盗塁」を達成、NPBで「40-40」にもっとも近づいたのは?

          MLB/ロサンゼルス・ドジャーズの大谷翔平が、MLB史上最速となる「40-40」をド派手に決めた。 大谷翔平は8月23日(現地時間)、本拠地のドジャースタジアムで行われた対タンパ・レイズ戦、3-3の同点で迎えた9回裏、二死満塁の場面で打席に立ち、レイズの左腕・ポシェの初球のスライダーを捉え、右中間スタンドに突き刺さる一発を放ち、地元ファンの大歓声の中、ダイヤモンドを一周。 https://www.mlb.com/video/shohei-ohtani-reaches-40

          大谷翔平、MLB史上最速の「40本塁打・40盗塁」を達成、NPBで「40-40」にもっとも近づいたのは?

          中日・高橋宏斗、「防御率0点台」「被本塁打ゼロ」に挑戦

          中日ドラゴンズの若きエース・高橋宏斗が、大記録に挑戦している。 一つは、「シーズン防御率0点台」であり、もう一つは「シーズン被本塁打ゼロ」である。 高橋宏斗はその後、8月13日にシーズン15試合目の登板を果たしたが、10勝1敗、防御率0.68という驚異的な成績を残している。 2リーグ分立後、シーズン最高防御率は村山実の「0.98」 NPBが1950年に2リーグに分立して以降、投手個人のシーズン最高防御率は、1970年、阪神タイガースの村山実の0.98である。 村山実

          中日・高橋宏斗、「防御率0点台」「被本塁打ゼロ」に挑戦

          中日・高橋宏斗、防御率0.54で両リーグトップに

          中日ドラゴンズの若きエース右腕、高橋宏斗が歴史的な快投を続けている。 高橋宏斗は8月6日、対DeNAベイスターズ戦に今季14度目の先発登板をすると、7回を投げ、被安打6、8奪三振、1失点(自責点1)に抑え、自身5連勝となる今季9勝目(1敗)を挙げた。 同時に、シーズン規定投球回数に達し、セ・リーグで防御率トップの大瀬良大地(広島東洋カープ)の0.85を抜き、1位に躍り出た。 高橋宏斗は今季、開幕こそ出遅れたが、4月28日にバンテリンドームでの対広島戦に今季初先発・初登板

          中日・高橋宏斗、防御率0.54で両リーグトップに

          阪神・佐藤輝明、8試合連続複数安打

          阪神タイガースの左の大砲、佐藤輝明が「ゾーン」に入った打撃を見せている。 佐藤輝明、8試合連続となる1試合複数安打 佐藤は8月6日、明治神宮野球場での対東京ヤクルトスワローズ戦、4番・サードで先発出場すると、初回の第1打席で、ヤクルト先発の右腕、ヤフーレからレフト前にタイムリー安打を放つと、3回の第2打席、ライトスタンドに叩き込み、自身初の3試合連続となる今季9号2ラン本塁打で、マルチ安打を記録した。 これで佐藤は7月28日、阪神甲子園球場での対中日ドラゴンズ戦から8試合

          阪神・佐藤輝明、8試合連続複数安打

          広島・大瀬良大地、100投球回超えで「防御率0点台」を維持

          広島カープのエース右腕、大瀬良大地がマウンドで無双を続けている。 大瀬良は8月1日、マツダスタジアムで行われた対横浜DeNAベイスターズ戦に今季16度目となる先発登板すると、7回を投げ、被安打7、四球3、死球1と本調子ではなかったが、2度の満塁のピンチをしのぎ、1失点(自責点1)に抑えた。 試合は1対1のまま、大瀬良が降板したため、勝ち星はつかなかったが、広島が1点を勝ち越し、2対1で勝利を挙げた。 これで大瀬良は今季、16試合に登板して、登板中の援護点がわずか17点で

          広島・大瀬良大地、100投球回超えで「防御率0点台」を維持

          NPBオールスターゲームで「投手で代打」第1号:別所毅彦(巨人)

          NPBの「マイナビオールスターゲーム2024」は大盛り上がりの2試合となった。 7月23日、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた第1戦、オールセントラルが5点リードの9回表、1死一塁の場面を迎えると、6番・指名打者、タイラー・オースティンに代わり、広島の左腕投手の床田寛樹が代打で起用された。 エスコンの場内はファンからのどよめきに包まれた。 左打席に入った床田はオールパシフィックで抑え投手部門でファン投票で選出された日本ハムのクローザー、右腕の田中正義と対戦、カウ

          NPBオールスターゲームで「投手で代打」第1号:別所毅彦(巨人)

          ソフトバンク・ヘルナンデス、「開幕から26イニング連続奪三振」のNPB新記録

          福岡ソフトバンクホークスの左腕投手、ダーウィンゾン・ヘルナンデスが異次元の三振奪取を続けている。 ヘルナンデス、「開幕から26イニング連続奪三振」 7月17日、みずほPayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークス対ロッテマリーンズ戦で、ソフトバンクが1点リードの8回に5番手としてヘルナンデスがリリーフ登板すると、先頭の髙部瑛斗を高めの直球で空振り三振に斬って取った。 これでヘルナンデスは今季、最初の登板となった4月29日、みずほPayPayドームでの対埼玉西武ライオ

          ソフトバンク・ヘルナンデス、「開幕から26イニング連続奪三振」のNPB新記録

          NPBで生涯「規定打席未達」でオールスターゲーム選出の野手たち

          NPBが2024年7月23日・24日に開催する「マイナビオールスターゲーム2024」の出場選手がほぼ出揃った。 中でも注目は、パシフィック・リーグ外野手部門で監督推薦で選出された、千葉ロッテマリーンズの岡大海である。 岡大海は明治大学から2013年ドラフト会議で日本ハムから3位指名を受け入団し、千葉ロッテへの移籍を経て、今季でプロ11年目である。 プロ10年での成績は770試合に出場、打率.237、34本塁打、153打点、104盗塁であるが、プロ入り以来、規定打席到達が一

          NPBで生涯「規定打席未達」でオールスターゲーム選出の野手たち

          広島・森下暢仁、NPB史上20人目の「3者連続3球三振」

          広島カープの先発右腕、森下暢仁が、先日の同僚の左腕投手、森浦大輔に続き、「究極の奪三振記録」を達成した。 7月2日、マツダスタジアムでの広島カープ対阪神タイガース戦、広島先発の森下暢仁は0-0で迎えた5回表、7番・梅野隆太郎、8番・小幡竜平、9番・才木浩人から、三者連続、しかも3球三振を奪い、NPB史上20人目となる「1イニング3者連続3球三振」の「イマキュレート(欠点のない)イニング」を達成してみせた。 しかも、先発投手の達成は、2011年のブライアン・ウルフ(横浜ベイ

          広島・森下暢仁、NPB史上20人目の「3者連続3球三振」

          ロッテ・岡大海、NPB新記録の「8試合連続二塁打」

          千葉ロッテマリーンズの外野手・岡大海が、プロ入り11年目にして自身初の「日本新記録」を手にした。 6月30日、ZOZOマリンスタジアムでの対オリックス・バファローズ戦、岡は「1番・センター」で先発出場し、ロッテが4-0の4点リードで迎えた7回1死一、三塁、第5打席目を迎えると、オリックス・才木海翔と対戦、初球のフォークを捉えると、ダメ押しとなるレフト線への2点タイムリー二塁打を放った。 https://www.youtube.com/watch?v=jWD1vh9-wjc

          ロッテ・岡大海、NPB新記録の「8試合連続二塁打」

          広島・大瀬良大地、6月末時点で「防御率0点台」

          広島カープの右腕・大瀬良大地が、抜群の安定感ある投球を続けている。 大瀬良大地、35回1/3連続無失点継続中でチーム史上2位 6月29日、東京ドームでの対読売ジャイアンツ戦で、6回1/3を投げ、無失点に抑え、目下、チーム歴代2位となる35回1/3連続無失点を継続中である。 大瀬良大地は今季12試合に先発し、防御率0.80は両リーグトップ。 ・6回以上・3失点以下の登板・・・9試合(8試合連続を継続中) ・7回以上・2失点以下の登板・・・7試合(5試合連続を含む) 今季

          広島・大瀬良大地、6月末時点で「防御率0点台」