出エジプト記34:1 〜 9★2022/08/13掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記34:1 〜 9
1 【主】はモーセに仰せられた。「前のと同じような二枚の石の板を、切り取れ。わたしは、あなたが砕いたこの前の石の板にあったあのことばを、その石の板の上に書きしるそう。
2 朝までに準備をし、朝シナイ山に登って、その山の頂でわたしの前に立て。
3 だれも、あなたといっしょに登ってはならない。また、だれも、山のどこにも姿を見せてはならない。また、羊や牛であっても、その山のふもとで草を食べていてはならない。」
4 そこで、モーセは前のと同じような二枚の石の板を切り取り、翌朝早く、【主】が命じられたとおりに、二枚の石の板を手に持って、シナイ山に登った。
5 【主】は雲の中にあって降りて来られ、彼とともにそこに立って、【主】の名によって宣言された。
6 【主】は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。「【主】、【主】は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、
7 恵みを千代も保ち、咎とがとそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」
8 モーセは急いで地にひざまずき、伏し拝んで、
9 お願いした。「ああ、主よ。もし私があなたのお心にかなっているのでしたら、どうか主が私たちの中にいて、進んでくださいますように。確かに、この民は、うなじのこわい民ですが、どうか私たちの咎と罪を赦し、私たちをご自身のものとしてくださいますように。」
《参考》
神の栄光の啓示(1)
*【主】からの命令
モーセがシナイ山の山頂にいた40日の間に、麓にいたイスラエルの民は、金の子牛を造った。2枚の石板を持って下山したモーセは、民が偶像礼拝にふけっている様子を見て怒り、その石板を砕いた。
これは、シナイ契約が破棄されたことを意味している。
その後民は裁かれ、宿営の外で神と会うという方法の新しい対話法が始まった。
モーセは、3つの祈りを捧げた。
・「あなたの道を教えてください」
・「いったい何によって知られるのでしょう」
・「どうか、あなたの栄光を私に見せてください」
神は、その祈りに答えてくださった。
「【主】はモーセに仰せられた。『前のと同じような二枚の石の板を、切り取れ。わたしは、あなたが砕いたこの前の石の板にあったあのことばを、その石の板の上に書きしるそう』」
(1)このことばは、神が契約を再締結してくださることを意味している。
(2)モーセは朝までに2枚の石の板を用意し、シナイ山に登り、頂で【主】の前に立つ。
(3)今回は、モーセが石の板を用意し、石の板に文字を書くのは、【主】。
*山に登るモーセ
モーセの従順に注目。
モーセは、2枚の石の板を切り取り、翌朝早く【主】が命じられた通りに山に上った。モーセが山に登るのは、これが3度目の登山で、その都度40日40夜、山頂に留まった。
「【主】は雲の中にあって降りて来られ、彼とともにそこに立って、【主】の名によって宣言された」
(1)会見の天幕の入口にあった雲の柱(シャカイナグローリー)が、山頂に移動。
(2)【主】は、シャカイナグローリーの中から宣言された。
問題は、訳語。
「【主】の名によって宣言された」(新改訳)
「【主】の名を宣言された」(新改訳2017)
「主の御名を宣言された」(新共同訳)
「主の名を宣べられた」(口語訳)
この中では、新改訳2017、新共同訳、口語訳がいい。
この箇所は、「御名による宣言」ではなく「御名の宣言」。
御名とは神の本質。その御名の内容は、6 〜 7 節にある。
イスラエルの民にとって、シナイ契約の再締結は、恵み以外の何ものでもない。
★モーセの祈りに答えてくださる神は、憐れみ深いお方。
新約時代では、イエス・キリストを通して、神の恵みと憐れみが、私たちにも差し出された。
神の恵みと憐れみを受け取る人は、新しい力を受け立ち上がる事ができる。
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