出エジプト記26:1 〜 14★2022/07/04掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記26:1 〜 14
1 幕屋を十枚の幕で造らなければならない。すなわち、撚り糸で織った亜麻布、青色、紫色、緋色の撚り糸で作り、巧みな細工でそれにケルビムを織り出さなければならない。
2 幕の長さは、おのおの二十八キュビト、幕の幅は、おのおの四キュビト、幕はみな同じ寸法とする。
3 その五枚の幕を互いにつなぎ合わせ、また他の五枚の幕も互いにつなぎ合わせなければならない。
4 そのつなぎ合わせたものの端にある幕の縁に青いひもの輪をつける。他のつなぎ合わせたものの端にある幕の縁にも、そのようにしなければならない。
5 その一枚の幕に輪五十個をつけ、他のつなぎ合わせた幕の端にも輪五十個をつけ、その輪を互いに向かい合わせにしなければならない。
6 金の留め金五十個を作り、その留め金で幕を互いにつなぎ合わせて一つの幕屋にする。
7 また、幕屋の上に掛ける天幕のために、やぎの毛の幕を作る。その幕を十一枚作らなければならない。
8 その一枚の幕の長さは三十キュビト。その一枚の幕の幅は四キュビト。その十一枚の幕は同じ寸法とする。
9 その五枚の幕を一つにつなぎ合わせ、また、ほかの六枚の幕を一つにつなぎ合わせ、その六枚目の幕を天幕の前で折り重ねる。
10 そのつなぎ合わせたものの端にある幕の縁に輪五十個をつけ、他のつなぎ合わせた幕の縁にも輪五十個をつける。
11 青銅の留め金五十個を作り、その留め金を輪にはめ、天幕をつなぎ合わせて一つとする。
12 天幕の幕の残って垂れる部分、すなわち、その残りの半幕は幕屋のうしろに垂らさなければならない。
13 そして、天幕の幕の長さで余る部分、すなわち、一方の一キュビトと他の一キュビトは幕屋をおおうように、その天幕の両側、こちら側とあちら側に、垂らしておかなければならない。
14 天幕のために赤くなめした雄羊の皮のおおいと、その上に掛けるじゅごんの皮のおおいを作る。
《参考》
幕屋のための幕
*幕屋のための幕(1 〜6 節)
幕屋建設に関する命令は、重要な部分から、外側へ。
この箇所は、幕屋のための幕と、幕屋を覆う幕についての指示。
(1)幕屋を形造る幕は、亜麻布の撚り糸(青色、紫色、緋色)で織られた。
(2)幕を10枚作り、それを5枚ずつのセットにし、幕屋を作った。
(3)幕には、ケルビムの刺繍が施され制作には、高度な技術と芸術的センスが要求された。
(4)一つの幕のサイズは、1.8m × 12.6m で5枚つなぎ 9m × 12.6m にした。さらに大きくなった2枚の幕をつなぐと18m × 12.6m になり、幕屋をすっぽり覆うのに十分なサイズになった。
*幕屋の屋根を覆う幕(7 〜14 節)
(1)幕屋を覆う幕とは、屋根の部分に置く幕で山羊の毛で作られた。
この幕は、合計11枚作られた。
(2)この幕で幕屋を覆い、その上に赤くなめした雄羊の皮とじゅごんの皮をのせた。
(3)幕が何重にも覆われた聖所と至聖所の中は、真暗になった。
聖所の中を照らしたのは燭台(メノラー)の光で、至聖所の中を照らしたのはシャカイナグローリー。
(4)亜麻布の幕や山羊の毛の幕の役割は、雨露をしのぎ、光を完全に遮断すること。霊的意味はない。
幕屋は、神が臨在される場所、神の住まい。天におられるお方が地に下り、罪人の中に住んでくださった。
人は、神が示される方法でなければ、神に近づくことはできない。イスラエルの民にとって、細部にわたる詳細な記述通りの幕屋を建てるかどうかは、生死に関わる問題だった。
幕屋は、神からイスラエルの民に与えられた恵みの方法で、イエス・キリストを示す型。新約時代の信者は、イエス・キリストを通して父なる神に近づく。
「イエスは彼に言われた。『わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません』」(ヨハ14:6)
イエス以外に救いの道はない。
★イエスを通し父なる神に近づき、神との平和が与えられたことを感謝しよう。
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