出エジプト記19:1 〜 2★2022/05/08掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記19:1 〜 2
1 エジプトの地を出たイスラエル人は、第三の月の新月のその日に、シナイの荒野に入った。
2 彼らはレフィディムを旅立って、シナイの荒野に入り、その荒野で宿営した。イスラエルはそこで、山のすぐ前に宿営した。
《参考》
シナイ契約締結の場所
*文脈の確認
エジプトを出た民は、約束の地を目指し、レフィディムから次の宿営地シナイの荒野に入った。
・15:22〜 19:2 は、エジプトからシナイの荒野までの旅の記録。
・19:3 〜 40:38 は、シナイの荒野での啓示。
その啓示の内容は、シナイ契約(モーセ契約)と呼ばれている。
19 章は、契約を結ぶ準備段階で、契約条項は、20 章以降に出て来る。
*契約締結の場所
エジプトからシナイの荒野までに要した時間はどれくらいだったのか。
「第三の月の新月のその日に」は3月1日。民がエジプトを出たのは1月15日で、42日が経過している。(一月を28日で計算)
(1)イスラエルの民がシナイの荒野に到着したのは、出エジプト3:12 の約束の成就。
(2)ホレブは山脈、シナイはその山脈の中の一つの山で、山の麓に広大な平地が広がっている。
イスラエルの民が宿営したのは、おそらく山の東側。200 万人前後の宿営地として、広大な平地が必要で、民はシナイ山に神が下って来られる様子を目撃する必要があった。
(3)これまでに民は、神を体験的に知っていた。
・神の力を体験(エジプトに下った災いの体験、過越の夜の体験、葦の海の体験など)
・神の守りの御手も体験(水の供給、マナの供給、アマレクに対する勝利など)
しかしイスラエルの民は、まだ目覚めていないことがあった。
①神の聖い性質
②神の人類救済計画
③自分たちに与えられた使命
(4)神の視点からは、民の心からエジプトの影響を取り除く必要があった。真の神は唯一で、【主】はそのことを民に教えるために、シナイ契約を結ばれる。
この契約は、当時の中近東ではよく見られた「宗主契約」(宗主国と属国の間の契約)の形式。【主】が宗主国であり、イスラエルの民が属国であるという形式のもとに、この契約が結ばれる。
★新約時代に生きる私たちも神との契約関係に招かれた。
神が私たちを救うことのできるお方であることを体験した。
神の聖い性質を知り、神の御心に従って自らを捧げる歩みを始めよう。
「・・・あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です」(ロマ12:1)
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