出エジプト記37:10 〜 24★2022/08/26掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記37:10 〜 24
10 彼は、アカシヤ材で、一つの机を作った。長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半。
11 これを純金でかぶせ、その回りに金の飾り縁を作った。
12 その回りに、手幅のわくを作り、そのわくの回りに金の飾り縁を作った。
13 その机のために、金の環四個を鋳造し、その四本の足のところの四隅に、その環を取りつけた。
14 その環はわくのわきにつけ、机をかつぐ棒を入れる所とした。
15 アカシヤ材で、机をかつぐ棒を作り、これを金でかぶせた。
16 さらに、机の上の器、すなわち、注ぎのささげ物を注ぐための皿や、ひしゃく、水差しや、びんを純金で作った。
17 また彼は、純金で燭台を作った。その燭台は、槌で打って作り、その台座と、支柱と、がくと、節と、花弁とで一個の燭台とした。
18 六つの枝をそのわきから、すなわち、燭台の三つの枝を一方のわきから、燭台の他の三つの枝を他のわきから出した。
19 一方の一つの枝に、アーモンドの花の形をした節と花弁のある三つのがくを、また、他方の一つの枝にも、アーモンドの花の形をした節と花弁のある三つのがくをつけた。こうして燭台から出る六つの枝をみな、そのようにした。
20 燭台の支柱には、アーモンドの花の形をした節と花弁のある四つのがくをつけた。
21 それから出る一対の枝の下に一つの節、それから出る次の一対の枝の下に一つの節、それから出るその次の一対の枝の下に一つの節。このように六つの枝が燭台から出ていた。
22 それらの節と枝とは燭台と一体にし、その全体は一つの純金を打って作った。
23 また、そのともしび皿七つと、その心切りばさみと、心取り皿とを純金で作った。
24 すなわち、純金一タラントで、燭台とそのすべての用具を作った。
《参考》
パンを置く机と燭台
*パンを置く机(出25:23 〜30 の成就)
聖所の中に安置するパンを置く机も【主】の命令通りに作られ、命令と成就の関係がある。
出25:23 〜30 での命令がこの時、成就した。
机のサイズは、契約の箱よりも少し小さく89cm × 44.5cm × 66.8cm 。
この机は、聖所と至聖所を仕切る垂れ幕に向かって右側に設置され、その上には、「供えのパン」(薄い種なしパン12個)が置かれた。
(1)供えのパンは、イスラエルの12部族が常に神の前に覚えられていることの象徴。
(2)供えのパンは、週に1度、安息日ごとに新しいものに替えられた。(レビ24:8)
この仕事は祭司が行う。
(3)供えのパンは、聖別された物なので、祭司にしか食べることが許されなかった。(レビ24:9)
(4)しかし、ダビデとその部下たちは、供えのパンを食べた。(1 サム21:4 〜6)
当時、ダビデとその部下たちは、サウル王の追跡から逃れており、飢餓状態で、命を維持するために備えのパンを食べた。
主イエスはこの出来事を取り上げ、安息日の律法は人のためにあると教えられた。
律法によれば、人のいのちこそ最も大切にすべきものと教えている。
(5)供えのパンは、イエス・キリストの型。
ヨハネの福音書の中で主イエスは、3度「わたしがいのちのパンです」と宣言している(ヨハ6:35、48、51)。
旧約時代の神は荒野でイスラエルの民を養われたが、新約時代には、主イエスが私たちを霊的に養ってくださる。
「いのちのパンを食べる」とは、イエス・キリストを救い主と信じ、日々そのお方と交わること。
「いのちのパン」は毎日食べる必要があり、日々のデボーションは、いのちの糧をいただく場。
*燭台(出25:31 〜39 の成就)
燭台は、純金1タラントから作られた(約30kg)。
燭台は、7つの枝の付いていたので「7枝の燭台」と呼ばれた。
金の燭台は、聖所の中を照らすために置かれ、祭司たちは、燭台の灯りで奉仕をした。
燭台は、イエス・キリストの型で、イエスをメシアと信じる人々やその共同体(教会)を予表している。
イエスの弟子たちは、「世の光」と呼ばれた。(マタ5:14 〜17)
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