出エジプト記4：29 ～ 31★2022/02/14掲載分
デボーションガイド＊ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記4：29 ～ 31
29 それからモーセとアロンは行って、イスラエル人の長老たちをみな集めた。
30 アロンは、【主】がモーセに告げられたことばをみな告げ、民の目の前でしるしを行ったので、
31 民は信じた。彼らは、【主】がイスラエル人を顧み、その苦しみをご覧になったことを聞いて、ひざまずいて礼拝した。
《参考》
モーセを信じるイスラエルの民
＊イスラエル人の長老たち
モーセとアロンは、イスラエル人の長老たち（各部族を統括する統治者集団）を集め語った。長老たちを迂回して民を動かすことは、不可能で非常に危険なこと。
モーセとアロンの役割を分担。
（1）アロンは、モーセの代弁者として語った。
【主】のことば→モーセ→アロン→長老たち→民という流れで、伝達。
（2）モーセは、民の前でしるしを行った。
アロンがモーセの命令で行った場合でも、モーセが行ったのと同じとされた。
（3）モーセが行ったしるしは３つで、すべて神から命じられたもの。
①杖を蛇にし、蛇を杖に戻す。
②手をふところに入れ皮膚病にし、再びふところに入れ元に戻す。
③ナイル川の水を血に変える。
＊イスラエルの民の応答
「民は信じた。彼らは、【主】がイスラエル人を顧み、その苦しみをご覧になったことを聞いて、ひざまずいて礼拝した」
（1）3 つのしるしを見て、民は、モーセが解放者として神から派遣されたと信じた。
（2）民は「ひざまずいて礼拝した」
これは、アブラハムのしもべエリエゼルの礼拝と同じ。（創24：26）
創世記24：26 その人は頭を下げ、主を拝して
「ひざまずく」のは、神に対し畏敬｛いけい｝の念を示すため。彼らは、神が恵みによって働かれたと認識を持ち、神を礼拝した。
（3）民の信仰は、表面的なもの。
出エジプト14：10 ～12 で、明らかにされている。
出エジプト記14：10-12 10.パロが近寄った時、イスラエルの人々は目を上げてエジプトびとが彼らのあとに進んできているのを見て、非常に恐れた。そしてイスラエルの人々は主にむかって叫び、 11.かつモーセに言った、「エジプトに墓がないので、荒野で死なせるために、わたしたちを携え出したのですか。なぜわたしたちをエジプトから導き出して、こんなにするのですか。 12.わたしたちがエジプトであなたに告げて、『わたしたちを捨てておいて、エジプトびとに仕えさせてください』と言ったのは、このことではありませんか。荒野で死ぬよりもエジプトびとに仕える方が、わたしたちにはよかったのです」。
民は、パロの軍勢が迫って来るのを見て、パニック状態に陥った。目先の状況で一喜一憂するのは、表面的な信仰しか持っていない証拠。
★教訓を学ぼう。
「種蒔く人」のたとえの中に、岩地が出て来る。
「また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。しかし、日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった」（マタ13：5 ～6）
イスラエルの民の信仰は、この岩地のようだ。
神のことばを学び、深く根を張る信仰を自分の内に育てよう。
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