出エジプト記20:1 〜 17★2022/05/14掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記20:1 〜 17
1 それから神はこれらのことばを、ことごとく告げて仰せられた。
2 「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、【主】である。
3 あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。
4 あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。
5 それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、【主】であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、
6 わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。
7 あなたは、あなたの神、【主】の御名を、みだりに唱えてはならない。【主】は、御名をみだりに唱える者を、罰せずにはおかない。
8 安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
9 六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。
10 しかし七日目は、あなたの神、【主】の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。──あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も──
11 それは【主】が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、【主】は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。
12 あなたの父と母を敬え。あなたの神、【主】が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。
13 殺してはならない。
14 姦淫してはならない。
15 盗んではならない。
16 あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
17 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」
《参考》
モーセの律法(第1の側面)
*第1の側面
モーセの律法の7つの側面について考えてみよう。
この学びにより、モーセの律法の体系的な理解が可能になる。
第1の側面は、「モーセの律法は、救いの方法ではない」
神がイスラエルの民に律法を与えた理由は、それによって彼らを救うためではないということ。
(1)モーセの律法は、シナイ契約の条項。
シナイ契約が締結された時、イスラエルの民は、エジプトから解放されていた。神が導かれ、イスラエルの民をエジプトでの奴隷状態から救い出された。このことを前提に、イスラエルの民にモーセの律法が与えられた。
(2)もしモーセの律法が救いの方法なら、「わざによる救い」になる。
創世記15:6 は、アブラハムの義認について教えている。
「彼は【主】を信じた。主はそれを彼の義と認められた」
信仰義認の原則が、聖書が教える救いの方法。
(3)創世記で確認された信仰義認の原則が、後から出て来たモーセの律法によって無効になることはない。
「律法を行うことで義とされる」という考え方は、聖書にはない。
*適用
聖書が教える、人が救われる方法。
(1)救いの方法は、「信仰により恵みによって」
「人が義と認められるのは、律法の行いによるのではなく、信仰によるというのが、私たちの考えです」(ロマ3:28)
この原則は、旧新約聖書を貫く不変の原則。
(2)信仰の対象、は天地の創造主である「神」のみ。
(3)信仰の内容は、「時代によって異なる」
神の啓示は、時間の経過とともに積み重なって来た。(漸進的啓示)
各時代の人々が救われるために信じなければならない内容は、その時代までに啓示された内容そのもの。
アブラハムが義とされたのは、キリストの贖いを信じたからではなく、自分の子孫が星の数のようになるという神の約束を信じたから。
(4)救いの土台は、「キリストの死」
神が信仰により、恵みによって罪人を義とされるのは、「キリストの死」が土台にあるから。
★今の時代、信じなければならない信仰の内容は
・キリストが自分の罪のために死なれたこと
・墓に葬れたこと
・三日目に甦られたこと
この「福音の三要素」を信じるなら、その人は救われている。
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