出エジプト記40:1 〜 15★2022/09/02掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記40:1 〜 15
1 【主】はモーセに告げて仰せられた。
2 「第一の月の一日に、あなたは会見の天幕である幕屋を建てなければならない。
3 その中にあかしの箱を置き、垂れ幕で箱の前を仕切り、
4 机を入れ、その備品を並べ、燭台を入れ、そのともしび皿を上げる。
5 あなたは香のための金の壇をあかしの箱の前に置き、垂れ幕を幕屋の入口に掛ける。
6 会見の天幕である幕屋の入口の前に、全焼のいけにえの祭壇を据え、
7 会見の天幕と祭壇との間に洗盤を据えて、これに水を入れる。
8 回りに庭を設け、庭の門に垂れ幕を掛ける。
9 あなたは、そそぎの油を取って、幕屋とその中のすべてのものにそそぎ、それと、そのすべての用具とを聖別する。それは聖なるものとなる。
10 あなたは全焼のいけにえの祭壇と、そのすべての用具に油をそそぎ、その祭壇を聖別する。祭壇は最も聖なるものとなる。
11 洗盤とその台とに油をそそいで、これを聖別する。
12 アロンとその子らを会見の天幕の入口に近づかせ、水で彼らを洗い、
13 アロンに聖なる装束を着けさせ、彼に油をそそぎ彼を聖別する。彼は祭司としてわたしに仕える。
14 彼の子らを近づかせ、これに長服を着せなければならない。
15 あなたは、彼らの父に油をそそいだように、彼らにも油をそそぐ。彼らは祭司としてわたしに仕える。彼らが油をそそがれることは、彼らの代々にわたる永遠の祭司職のためである。」
《参考》
幕屋奉献
*第一の月の一日
【主】はモーセに、第一の月の一日に幕屋を建設するように命じた。
(1)エジプトを出てから1年、シナイ山麓に到着し9カ月が経過。(出19:1 参照)
その間、モーセは2度シナイ山で40日を過ごした。
ここから推測するとイスラエルの民は、半年ほどで幕屋の部品を全て完成させたことになる。
(2)短期間に仕事が終わった理由として、考えられることは3つ。
①明確な幻があった。
幻とは、モーセが山で【主】から受けた設計図(幕屋の型)。
イスラエルの民は、型に従って幕屋を作った。
②民の献身があった。
イスラエルの民は、幕屋建設のために財と時間を捧げた。
【主】の幻に捕えられた民は、献身する民となる。
③聖霊の助けがあった。
聖霊は、工人たちに知恵と力を与えた。
【主】の計画を実行するには、幻、献身、聖霊という3つの要因が必要。
*幕屋の組み立て
幕屋の組み立てるのに、さほどの時間はかからなかったようだ。
(1)幕屋自体の広さは、東西13.4m、南北4.5m 。
内庭の広さは、東西44.5m、南北22.3m 。
(2)幕屋の器具の配置も主からの命令があり、幕屋の中には契約の箱が設置された。
至聖所と聖所を分ける幕の真正面に香の壇、北には机、南には燭台が置かれ中庭には、いけにえの祭壇と洗盤が設置された。
(3)幕屋の部品は全て、油を注いで聖別しなければならない。
祭司のアロンと子らも聖別され、この聖別により、アロンの家系は「代々にわたる永遠の祭司職」とされた。
モーセの律法が機能している間は、アロンの家系が祭司職を務めるた。
★新約時代は、「律法の時代」ではなく、「恵みの時代」となり、アロンの家系の祭司職の役割は終わった。
恵みの時代では、主イエスが私たちの大祭司。
イエス・キリストを通して、神の栄光の御座に近づこう。
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