出エジプト記38:1 〜 8★2022/08/28掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記38:1 〜 8
1 ついで、彼は、アカシヤ材で全焼のいけにえのための祭壇を作った。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角形で、高さは三キュビト。
2 その四隅の上に、角を作った。その角はその一部である。彼は祭壇に青銅をかぶせた。
3 彼は、祭壇のすべての用具、すなわち、つぼ、十能、鉢、肉刺し、火皿を作った。そのすべての用具を青銅で作った。
4 祭壇のために、その下のほうに、すなわち、祭壇の出張りの下で、祭壇の高さの半ばに達する青銅の網細工の格子を作った。
5 彼は四つの環を鋳造して、青銅の格子の四隅で棒を通す所とした。
6 彼はアカシヤ材で棒を作り、それに青銅をかぶせた。
7 その棒を祭壇の両側にある環に通して、それをかつぐようにした。祭壇は板で中空に作った。
8 また彼は、青銅で洗盤を、また青銅でその台を作った。会見の天幕の入口で務めをした女たちの鏡でそれを作った。
《参考》
祭壇と洗盤
*祭壇(出27:1 〜8 の成就)
祭壇を作る指示が与えられたが(出27:1 〜8)、この箇所で成就。
祭壇は、いけにえの動物を焼くための設備(器具)。
火で燃えないように、アカシヤ材の外側を青銅で覆った。
祭壇の4隅には角(突起物)が付けられ、いけにえの動物が落下することを防ぐための仕掛けが施されていた。
祭壇の内側には、青銅の網細工の格子がはめ込まれ、その上でいけにえの動物が焼かれた。
祭壇は、中庭の中央に置かれ、そこを通過しないと聖所に近づくことはできない。
*重要な教訓
(1)祭壇の上で犠牲の動物を焼くことは、イスラエルの民に対する神からの視聴覚教育。
いけにえの動物は、イエスの贖罪死を指し示す型。
(2)いけにえの祭儀は、イスラエルの民に与えられた恵みの祭儀。
いけにえの動物の血によって、イスラエルの民の罪は覆われたが、この方法は、一時的な解決策で、罪に対する最終的な解決策ではない。
キリストこそが、神から与えられた完全ないけにえである。
神に近づこうとする人が最初に直面するのは、主イエスの十字架。
主イエスの十字架は、「私たちのための祭壇」(ヘブ13:10)となられたので、私たちは神に近づくことができる。
*洗盤(出30:17 〜21 の成就)
聖所と祭壇の間に青銅の洗盤が置かれ(祭司の動線を考えて、その位置に置かれたのであろう)、洗盤に入っている水で祭司は手と足を洗った(聖めの洗い)。
祭司は聖めの洗いをするたびに、神に近づく者は聖でなければならないことを再確認した。
洗盤は、「神のことばには人をきよめる力がある」ことを予表している(ヨハ15:3、17:17 参照)
エペソ5:26 〜27
「キリストがそうされたのは、みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです」
★神のことばに従う時、力を受け聖化される。
日々のデボーションによって、心にみことばを蓄えることにより、私たちの救いは完成へと導かれる。
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