出エジプト記39:1 〜 31★2022/08/31掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記39:1 〜 31
1 彼らは、青色、紫色、緋色の撚り糸で、聖所で仕えるための式服を作った。また、【主】がモーセに命じられたとおりに、アロンの聖なる装束を作った。
2 彼はまた、金色、青色、紫色、緋色の撚り糸と、撚り糸で織った亜麻布で、エポデを作った。
3 彼らは金の板を打ち延ばし、巧みなわざで青色、紫色、緋色の撚り糸に撚り込み、亜麻布に織り込むために、これを切って糸とした。
4 彼らは、エポデにつける肩当てを作った。それぞれ、エポデの両端につけられた。
5 エポデの上で結ぶあや織りの帯は、エポデと同じ材料で、【主】がモーセに命じられたとおり、金色、青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で、エポデと同様に作った。
6 彼らは、しまめのうを、金のわくにはめ込み、これに印を彫るようにして、イスラエルの子らの名を彫った。
7 彼らはそれをエポデの肩当てにつけ、【主】がモーセに命じられたとおりに、イスラエルの子らの記念の石とした。
8 彼はまた、胸当てを巧みな細工で、エポデの細工と同じように、金色や青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で作った。
9 四角形で二重にし、その胸当てを作った。長さ一あたり、幅一あたりで、二重であった。
10 それに、四列の宝石をはめ込んだ。第一列は赤めのう、トパーズ、エメラルド。
11 第二列はトルコ玉、サファイヤ、ダイヤモンド。
12 第三列はヒヤシンス石、めのう、紫水晶。
13 第四列は緑柱石、しまめのう、碧玉。これらを金のわくに入れてはめ込んだ。
14 これらの宝石は、イスラエルの子らの名によるもので、彼らの名にしたがい、十二個で、十二の部族のために印の彫り物が、一つの名につき一つずつあった。
15 ついで、編んで撚った純金の鎖を、胸当ての上に作った。
16 彼らは金のわく二個と金の環を二個作り、二個の環を胸当ての両端につけた。
17 そして彼らは、二筋の金のひもを胸当ての両端の二個の環につけた。
18 その二筋のひもの他の端を、先の二つのわくにつけ、エポデの肩当てに外側に向くようにつけた。
19 ほかに、二個の金の環を作り、これを胸当ての両端、すなわち、エポデの前に来る胸当ての内側の縁につけた。
20 ほかに、二個の金の環を作り、エポデの二つの肩当ての下端の外側に、すなわち、エポデのあや織りの帯の上部の継ぎ目に接した面の上につけた。
21 胸当ては青ひもで、その環のところをエポデの環に結びつけ、エポデのあや織りの帯の上にあるようにし、胸当てがエポデからずり落ちないようにした。【主】がモーセに命じられたとおりである。
22 また、エポデの下に着る青服を青色の撚り糸だけで織って作った。
23 青服の口は、その真ん中にあって、よろいのえりのようで、その口の周囲には縁をつけて、ほころびないようにした。
24 青服のすその上に、青色、紫色、緋色の撚り糸で、撚ったざくろを作った。
25 また彼らは、純金の鈴を作り、その鈴を青服のすそ回りの、ざくろとざくろとの間につけた。
26 【主】がモーセに命じられたとおりに、仕えるための青服のすそ回りには、鈴にざくろ、鈴にざくろがあった。
27 彼らは、アロンとその子らのために、織った亜麻布で長服と、
28 亜麻布でかぶり物と、亜麻布で美しいターバンと、撚り糸で織った亜麻布でももひきを作った。
29 撚り糸で織った亜麻布や青色、紫色、緋色の撚り糸で、刺繍してできた飾り帯を作った。【主】がモーセに命じられたとおりである。
30 ついで、聖別の記章の札を純金で作り、その上に印を彫るように、「【主】の聖なるもの」という文字を書きつけた。
31 これに青ひもをつけ、それをかぶり物の回りに上から結びつけた。【主】がモーセに命じられたとおりである。
《参考》
祭司の衣装
*エポデと胸当て(出28:6 〜28 の成就)
この箇所も、命令と成就の関係が記されている。
出エジプト28:6 〜28 で与えられた命令が成就している。
(1)エポデは、祭司が身につけるベストのようなもの。
大祭司が着用するエポデには、2つの肩当てと帯が付いていた。
肩当てには、金の枠にはめた2個のしまめのうがつき、イスラエルの12部族の名が刻まれた。
(2)大祭司は、エポデを着て至聖所に入り【主】の臨在の前に出た。
この姿は、大祭司がイスラエルの民を代表であることを象徴している。
イスラエルの12部族は、神の御前で覚えられた。
(3)私たちの大祭司である主イエスも、天の至聖所で私たちのためにとりなしをしていてくださる。
*エポデの上に付けるのが胸当て
(1)胸当ての上には、12の宝石がはめ込まれた。
これも大祭司がイスラエルの12部族の代表で【主】の前に出ていることを象徴。
(2)胸当ては、「さばきの胸当て」とも呼ばれている。
祭司が神の御心を伺う時に用いる「ウリムとトンミム」と呼ばれる石が、入れられていたからそう呼ばれるようになった。
*青服、純金の札、かぶり物など(出28:31 〜42 の成就)
聖なる【主】に近づくために必要とされるものが、次々に作られた。
(1)青服。(エポデの下に着る長服。)
1枚の布でできた筒状の長服で、頭を入れる穴だけが開いていた。
イエスの上着も、上から下まで縫目のない長服だった。
(2)ざくろが青服の裾に付けられた。
(風が吹いても長服の裾がめくれないようにするため。)
(3)鈴は、大祭司が至聖所で聖なる務めを果たしていることを、音によって外部の人に知らせるためのもの。
(4)純金の札とかぶり物。
純金の札に「【主】への聖なるもの」と文字が彫られ、それをかぶり物に付けた。
大祭司がイスラエルの民を代表してささげる物は、すべて聖でなければならない。
(5)長衣の下に着る下着(チュニック)と頭にかぶるターバン。
★民の祈りは、大祭司を通して神に届けられた。
新約時代は、主イエスが私たちの大祭司である。
私たちが主イエスを通して祈る祈りは、父なる神に届いている。
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