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出エジプト記9:8 〜 12★2022/03/11掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記9:8 〜 12
8 【主】はモーセとアロンに仰せられた。「あなたがたは、かまどのすすを両手いっぱいに取れ。モーセはパロの前で、それを天に向けてまき散らせ。
9 それがエジプト全土にわたって、細かいほこりとなると、エジプト全土の人と獣につき、うみの出る腫物となる。」
10 それで彼らはかまどのすすを取ってパロの前に立ち、モーセはそれを天に向けてまき散らした。すると、それは人と獣につき、うみの出る腫物となった。
11 呪法師たちは、腫物のためにモーセの前に立つことができなかった。腫物が呪法師たちとすべてのエジプト人にできたからである。
12 しかし、【主】はパロの心をかたくなにされ、彼はふたりの言うことを聞き入れなかった。【主】がモーセに言われたとおりである。
《参考》
第6の災い
*実行(8 〜10 節)
第6の災いは、第3の災いと同じようなので記述量は少なく、神学的意味がさほどないと思われる。
各セットの3番目は、モーセがパロの前に立つことなく、警告もなく、直接災いが下る。
(1)動作の主体は、神の手。
8 節「【主】はモーセとアロンに仰せられた。『あなたがたは、かまどのすすを両手いっぱいに取れ。モーセはパロの前で、それを天に向けてまき散らせ。それがエジプト全土にわたって、細かいほこりとなると、エジプト全土の人と獣につき、うみの出る腫物となる』」
モーセとアロンが「すす」を天に向けてまき散らし、【主】が腫物の災いをもたらした。
(2)「すす」は、エジプト全土の人と獣に付き、うみが出る腫物になったが、ゴシェンの地に住むイスラエルの民と家畜は守られた。
(3)第6の災いによって裁かれた偶像は3つ。
① Sekhmet【セクメット】(雌獅子の頭を持ち、戦いと破壊の女神。疫病を支配)
②Serapis【セラピス】(癒しの神)
③ Imhotep【イムホテプ】(薬の神で、実在の人物の神格化)
エジプト人たちは、この偶像を癒しの神と信じていたが、偶像の神々は、エジプト人を腫物から守ることができなかった。
*結果(11 〜12 節)
(1)エジプトの呪法師たちも腫物ができたため、モーセの前に立つことができなかった。
(2)第5と第6の災いは、自然に消滅したようだ。
パロは、モーセに執りなしの祈りを要請していない。
(3)この時も、パロの心は頑なになった。
頑なになった心は、パロ自身の責任だが、背後に【主】の御手の働きもあった。いつまでも頑なでいると【主】の恵みは取り去られる。
(4)「かまど」は、レンガを焼くかまど(キブシャン)で、このかまどは、イスラエル人の苦難の象徴。「すす」は、このかまどから取られた。
エジプト人たちは、イスラエル人を迫害したため、【主】からの罰を受けて、苦難の象徴の「かまどのすす」によって苦しめられた。
イスラエルを祝福する者は祝福を受け、呪う者は呪われる。(創12:3)
創世記12:3 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」
イスラエルを呪う者には、同じ種類の呪いが返って来る。
神は、全人類を救うための方法として、イスラエルを選ばれた。
★イスラエルを祝福する者となるため、ヘブル的に聖書を読み、理解を深めることが大切。
神は大いなるお方で、その計画は完全です。
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