即効性はなくても良い。フリーランスがSNSを続ける意義は、自分の状況を半径10メートルに伝えること。
どうも、パラレルワーカーのみきてぃです。
フリーでライター・フォトグラファー・たまに音楽家をやりつつ、パート雇用でキャリア支援のお仕事なんかもやっています。
いま流行り(?)のパラレルワーク、数年前はあまり聞き馴染みがない言葉だったかなあ〜と思いますが、最近はパラレルワーカー仲間さんをSNSで見かけることも増えてきました。
私にとってすごく身近なところでいうと、大学時代の友人が、長らく勤めた前職を離れて今年の春にパラレルワーカーとなりました。とてもめでたい!!!
そんな友人から、昨晩「相談したいことがある」と連絡があったんです。
昔から仲はいいものの「相談がある」なんてほぼ言われたことがない気がして、ちょっとビックリ。
話を聞くと、フリーランスとしてのお仕事を広げることに苦戦しているのだとか。
なるほどなあ……!!!
私も決して売れっ子ではないですが、こんなんでもフリーランス・パラレルワーカーの先輩ではあるわけで。
一応実績・収入も今のところは右肩上がりなので、「私がやってきたこと」かつ「彼女が真似できそうなこと」を一緒に考えてみました。
これ、友人以外にもほかの人にも役に立つんじゃない?!と思い、備忘録も兼ねてnoteに残しておきます。
考えられる方法はたっくさんあるものの、結局は「とりあえずSNS発信をもうちょい積極的にやろう」という結論に至りました。
※ちなみに、SNS発信以外の方法はわりと過去にnoteに書いてるのでご参考になればぜひ。
有料記事もありますが、悪しからず。シェア機能で無料で読めますので!
■ガチ運用じゃなくてもいい。とりあえず発信を習慣化する
個人的に、駆け出しフリーランスがお仕事を広げるにあたって、なにかのジャンルに特化した有益アカウントで万バズを出す必要はないと思っていて。
「SNSで発信」っていうと、ちゃんとテーマを決めて、軸を作って、有益な情報を出して……って考えがちですが、それよりもまずは毎日の投稿の習慣化をちゃんとしませんか?というお話です。
SNSをガチ運用するってマーケティング思考も必要だし、毎日コツコツ企画を練って戦略的に投稿しないといけないし、めちゃくちゃハードルが高いです。ちなみに私も、ガチ運用はできていません。
そんな人にとって、いきなりガチ運用をはじめるって、野球をはじめて数日の人に「大谷翔平になれ!」と言っているようなものだと思うんですよねぇ。
なので、私としてはとりあえず日々の素振りからはじめませんか?と言いたい。
毎日素振りをやる、つまり毎日SNSになんかしら投稿をする。話はそれからだ、と。
そんなに書くネタねえよ!という人には、私からネタを提供するnoteを書いてますのでよかったら読んでみてね。
■インフルエンサーにならなくても、SNSに望みはある
「SNSから仕事に」というと、インフルエンサーになって企業案件をいただいたり、見知らぬ人からDMでお仕事の依頼がきたり……と想像しがち。もしくは、SNSから自分のサービスやブログに誘導するとか。
けど、「SNSから仕事に」は、それだけではありません。
なぜなら、あなたのSNSを見ているのは、多分もっともっと身近な人の方が多いはずだから。
リアルの友だちとか知り合いとかが見てる可能性の方がずっと高いわけで、そういう人たちがお仕事を振ってくれることだってあるんですよね。
私も、見ず知らずの人からDMで依頼がくるケースはほとんどありません。
でも、「SNSの投稿見たんだけどさ、こういうの頼める……?」と知り合いから依頼されるケースは、かなりあります。
なにか大きな功績・実績を残そうと意気込むよりも、まずは自分の半径10メートルくらいに「私、こんなことできます」を伝えるためにSNSをやるといいのでは?と思います。
■自分の状況をちゃんと示す
「知り合いは意外とあなたのSNS見てるよ!」と言ったのに、さっそく矛盾をかましますが、「とはいえ、そこまで真剣には見ていない」というのが実情。
たまたまタイムラインに流れてきた投稿を見て「ほお〜ん、この人は〇〇ができるんだあ〜〜」くらいの把握はしているけれど、多分その程度。
ぶっちゃけ、他人になんてそこまで興味がないというのが、人間ってもんだと思います。
よほど親しい間柄じゃない限り状況を深堀るつもりなんてなくて、そのときタイムラインにたまたま入ってきた情報だけで、ものごとを判断するものです。
例に漏れず、私もSNSを見る側のときはそうです。
だからこそ、自分の状況は誤解がないように、きちんと示した方がいい。
毎日忙しそうな投稿ばかりしていたら「仕事頼むの迷惑かな」と遠慮されてしまうし、逆に稼働している感が見て取れないと「この人、もう仕事してないのかな?」と思われてしまいます。
稼働してるなら、ちゃんとその跡を残す。
仕事がほしいなら、ちゃんと「お仕事募集してる」って示す。
特に会社を辞めたときとか、リソースが空いたときはベストタイミングですよね。
ちなみに、私は4月末に雇用先が倒産するという大ピンチに見舞われましたが、SNSで正直に「助けて!」と投稿したところ、知り合い数人が本当に連絡をくれました。
ちなみに、今のパート雇用先もこの投稿をきっかけに連絡をくれました。ありがたい。
■余力を見せるため、プライベート投稿も挟む
実績や稼働してる感を出すのも大切ですが、「余力があるように見えるかどうか」も大事ですよね。
前述のとおり、有能な人でも常にパツパツ感が漂っていると「なんだか申し訳ないな」と、依頼しづらくなってしまうので。
個人的には、SNSではお仕事の投稿もしつつ、ほどよくプライベート感を出していくことも大切かな、と思っています。
趣味を楽しむ余裕もなさそうな人に、新規のお仕事を頼もうとは、なかなか思えないですよね。
推しのライブに行ったとか、家族で出かけたとか、今日はちょっと自炊を頑張ったとか。なんでもいいんです。
もちろん、そればかりになってしまうとただの日記アカウントになってしまうので、バランスは大事ですが。
■SNSをコツコツやって約7年。バズってないけど、効果はあった。
X・Instagram・YouTube・noteなど色々なSNSに手を出し、コツコツと発信を続けてトータル7年ほど。
バズった経験はほぼないし、即効性は皆無だったけど、それでもいまは毎回コメントをくれる人がいたり、先日参加したライター交流会では「みきてぃさんですか?」と声を掛けられる経験を初めてしたり、発信を続けた意味はあったな、と感じています。
SNSの使い方・やり方って、決してひとつじゃない。
このnoteを通して「バズらなくても、インフルエンサーじゃなくてもやる意味は十分にあるよ!」という私の想いが伝わっていると嬉しいです。
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