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日本甲状腺学会は会員に「福島では過剰診断が起こっていない」と教育しているー世界の知見から大きく外れた、『甲状腺専門医ガイドブック』
どうして甲状腺の専門家から、福島の過剰診断を懸念する声が聞こえて来ないの?これは、SNS上でこれまでよく出てきた疑問です。一般の方々にとっては信じがたいかもしれませんが、実は日本甲状腺学会は会員に向けて公式に「福島では甲状腺がんの過剰診断は起こっていない」と教育しているのです。 問題の本はこれです。 甲状腺専門医ガイドブック 改訂第2版 診断と治療社(2018年) https://www.amazon.co.jp/ 甲状腺専門医ガイドブック-改訂第2版-日本甲状腺学会/d
子供や若者の甲状腺がんの早期発見は有害無益である過剰診断問題について公正で開かれた議論を 髙野徹 りんくう総合医療センター甲状腺センター長/大阪大学特任講師(論座の記事より)
2021年08月24日に論座 RONZAに出ていた記事です。2023年7月にサイトが終了し、 とでていましたので転載させていただきます。 福島で「異常な事態」が起きている福島では現在、300人もの子供や若者が甲状腺がんと診断されています。このような世代が甲状腺がんに罹ることは極めてまれであり、福島県の人口を考えれば異常事態であることに間違いありません。この事態にどう対応すべきなのでしょうか。 福島の子供たちに見つかっている甲状腺がんのほとんどすべてが、症状が出る前の小
現在の福島では甲状腺検査を継続することは正当化されない-見直しを行わない「不作為」がもたらすもの 緑川早苗 宮城学院女子大学教授/POFF(ぽーぽいフレンズふくしま)共同代表 ( 論座の記事より)
2021年03月08日に論座 RONZAに出ていた記事です。2023年7月にサイトが終了し、 とでていましたので転載させていただきます。 福島県民健康調査の甲状腺検査は、原発事故後の放射線の健康影響を懸念する住民の健康の見守りとして2011年10月から開始され、事故当時おおむね18歳以下であった全福島県民を対象として、超音波検査によるがん検診が継続されている。多い人ですでに5回目の検査を終えていることになる。 福島では推奨されないがん検診が継続されている甲状腺がんの超音