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【お仕事】Numero TOKYOおすすめの5月の本

先月より誌面から公式ウェブサイトへと引っ越しした、『Numero TOKYO』(扶桑社刊)の新刊紹介欄。今月分がアップされました。

今月ご紹介しているのは……

■笑い溢れる新喜劇のような物語と文体が、この季節特有の憂鬱気分を100%吹き飛ばしてくれる、町田康さんの『湖畔の愛』(新潮社)

■その痛快な《言葉遊び》感覚で、数多の読者たちをしびれさせてきた多和田葉子さんの新境地ともいえる(かつ、初めて多和田作品を読むという人に激推ししたい)『地球にちりばめられて』(講談社)

■19世紀の女性たちを「家庭の玉」に閉じ込めた当時の固定観念などを、極上の皮肉&ユーモアで解説しつつ、現代を生きる我々にも勇気をくれるジャッキー・フレミングさんのジェンダー絵本『問題だらけの女性たち』(河出書房新社)。翻訳は松田青子さん!

……の3冊。どれも気持ちを高めてくれる&読んでいて、なんだか元気になれちゃう作品です。

先月も書きましたが、この欄で紹介している作品は、どれも本気で「今月、絶対に読むべき!」と思っている3冊です。原稿を書くにあたり、基本的に自腹で購入しているので、読んで絶対に面白いと思える&買って損したと思わない作品しか、そもそも紹介候補にあげませんし。

まぁ、私の心の貧しさと貧乏性についてはさておき、本当に買って損なしの3冊なので、気になったらまずは各タイトルにリンクさせた版元のサイトをチェックしてみてください。今回の3作品は、どれも版元サイトで試し読みができますので!(『問題だらけの女性たち』は表紙画像の下に、中面のサムネイルがあります)

それにしても……

……「装画」ならぬ「装菓」として表紙に登場している、彗星菓子手製所さんの素敵お菓子、食べてみたい……雪みたいに舌の上でスッと溶けたり、ハッカとかの味がするのかなぁ……(妄想)

<追記>

現在発売中の『Numero TOKYO』6月号では、自分としては珍しく色々な原稿を書かせていただきましたので(その内容については、上記画像の投稿にて)、もし書店で見かけましたら、ぜひ手にとってみてください。末端ライターが泣いて喜びます。