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[理系による「音楽」考察] 21st Century Schizoid Man(1969) by King Crimson ➡英国紳士音楽教授が本気出したら凄いことになった曲

King Crimsonは70年代を代表するプログレバンドですが、日本では"ジョジョの奇妙な冒険 第五部 黄金の風"のラスボスのスタンド名としてのほうが認知度は高いのかもしれません。

ジョジョの5部のスタンド名はほぼバンドの名前で、自身が読んでいる際は、ラスボスのスタンドの名前は何になるんだろう?、と思っていましたが、ラスボスにふさわしいバンド名で妙に納得したのですが、そのぐらい70年代にてラスボス級のバンドになります。

ちなみに、ジョジョの作者である荒木飛呂彦さんがプログレ音楽が大好きなのは明白で、4部の主人公である東方仗助のスタンドが"クレイジー・ダイヤモンド"で、その名前がPINK FLOYDから来ているのは明らかです。

話がそれましたが、King Crimsonの中心人物はロバート・フリップになります。このロバート・フリップですが、同じ時代のミュージシャンがヒッピーっぽいスタイルをしているに対して、眼鏡をかけたなんとも賢そうな英国紳士風の容貌の持ち主です。

また、動画を見てもらえば分かるのですが、ライブでも座ってギターを黙々と弾くというなんとも教授っぽい風貌の方です。幼少の頃から地元のクラシックギター教室に通っていたらしく、あながち"教授"と表現するのは間違っていない気がするのですが、音楽自体も非常に論理的に構成しており完璧主義者だと思われます。

そんな音楽教授が本気出して作った1stアルバムの代表曲が、21st Century Schizoid Man、になります。

和訳すると"21世紀の精神異常者"になるのですが、その題名を裏切らない、ずっしりとくるおどろおどろしいメロディに、ジャズ的な要素が含まれており、さすが教授!、に唸ってしまう曲です。

ちなみに、ジョジョの5部のラスボス"キング クリムゾン"の能力は
"少し先の未来が見える x 時間を消し飛ばす →都合の悪い未来は消し飛ばす"
とえげつないモノでしたが、
バンドとしてのKing Crimsonも、上記に劣らないえげつない音楽をたくさん作ったグループでもあります。

最後に、個人的には、この音楽教授であるロバート・フリップと対局にあるのがジミ・ヘンドリックスなのですが、その考察は次回に~。




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