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228、トレンドの落とし穴を回避して、豊かさを手に入れろ!

おはようございます。
兼丸昌也です。


今日は祝日ですね。
普段電車の中や出勤中に読んでいただく方も、今日はお家でゆっくりnoteを楽しんでいる方が多いのかな?
と思います。
皆様にとって有意義な1日になるよう願っています。


さて、
最近はキャリアデザインのための講演会スピーカーとして、ゲストスピーカーをするようになりました。

色々と『キャリア』という観点で話を聞きたいとアポイントをくださる人も増えたので、今日は、下がり続ける平均年収と少子化問題、その中でどう生きていくかということを書こうと思います。


1、日本の現状


医療技術の発展の中で、人生は100年時代と言われるようになりました。
人生が100年になり、長く人生を楽しめるということはとてもいいことです。
しかし、それにプラスして社会問題も起きています。

●人口ピラミッドがヒョウタン型になることでの歪み

私が小学生の頃に社会で学んでいた人口ピラミッド。
基本的に、出生率が変わらなければ、
【若い世代 > 大人 > お年寄り】
という構造となり、人口ピラミッドが形成されて年金を受給しながら生きていける世の中でした。

しかし、今の社会は、
【若い世代 < 大人 > お年寄り】
となっていて、それが近い未来、
【若い世代 < 大人 < お年寄り】
と、ひっくり返っていくのです。

現状は、
【若い世代 < 大人 > お年寄り】
と言われていて、すでに人口ピラミッドは崩壊し、ヒョウタン型と言われる形となっています。

それにより、今まで60歳で年金がもらえたものが65歳となりました。
【60歳定年 → 65歳定年】となったのは、この年金受給、もっというと人口ピラミッドの崩壊が起因しています。

では、今後どうなっていくことが予測できますか?

年金の受給は、
65歳から70歳へ、70歳から75歳へ、今の20代の方々の頃には80歳になっているかもしれません。
何故ならば、20歳の方が75歳になるには55年もあるからです。
社会課題である少子化を解決しない限り、国力は低下し、年金受給も遅れていくことは自明です。

現実を変えていくために、
なかなかに厳しい社会に生きているということを認識することも大切だと私は考えています。

●平均年収の低下

100年続く現実の中で平均年収は下がり、国税庁の『令和3年分民間給与実態統計調査』によると、2021年の1年を通して働いた日本人の平均年収443万円とデータが出ました。
男女別に見ると、男性は545万円・女性は302万円です。

平均年収でリアルに生活をしてみると、節約していても子供を大学に行かせてあげるお金をなかなか捻出できないというデータになります。
実際、年収900万円〜1000万円の方でもきちんと節約していれば子供2人を大学に行かせてあげて満足いく教育を受けさせてあげられるというデータもあるのです。

実際、高校生・大学生の頃に思い描いていた『普通』を実現させるにはかなりの収入が必要であることが分かります。

大人になり、現実を知れば知るほど自分の両親への感謝と尊敬の念が出てくるのです。


2、最近のトレンドと落とし穴


そんな中で、最近よく耳にするのが「FIREしたい!」という言葉です。
本当によく聞く言葉となりましたが、【Financial Independence, Retire Early】の略です。
「早期リタイアをして悠悠自適に生活したい。」
「働きたくない」
という方が、1億円ほどためて、年利3%ほどの比較的安定した投資先に資金を投資することで、年間300万円ほどの収入を得て暮らしていこうという手段のことです。

しかし、それには落とし穴があります。
まず、会社員でスピーディーに『1億円貯める』というのが至難の技なのです。
会社の収入25万円だとして、節約して15万円で生活をして『10万円/月』を貯金して年間120万円、1億円貯めるのに83年以上かかってしまいます。
今から『20万円/月』貯めたとして、41年以上。
今から『30万円/月』貯めたとして、27年以上です。
30歳の方が、月に30万円貯めて、57歳で1億円なのです。

毎月30万円を会社員で貯金して貯めようとすると、子育てや結婚どころの話ではありません。
「結婚して2人で貯めれば」と思うかもしれませんが、将来働かないために2人で働き、300万円のストック型の収入を得たところで300万円では豊かな暮らしは現実的には無いのです。

そのような状態で夫婦がずっと慎ましく円満にというのは難しいです。
「私たちは大丈夫!」みんな言っているのです。
でも気合と思いの問題ではなく、人は置かれた状況にかなり影響を受けてしまう生き物なのです。
現実は、平均収入の減少と反比例して日本の離婚率は増加していっています。
日本の離婚率は35%にものぼり、2019年度の厚生労働省の調査によると。離婚件数は約20万9,000件となり、約3組に1組が離婚しているのです。

しかも、子供をカットすることで少子化問題はさらに深刻化していくことになります。


3、人生のほとんどは仕事なのだ

●人生のほとんどは仕事だ

私はどう考えているかというと、人生のほとんどは『仕事だ』と考えています。

仕事で働く労働とは、『労い(感謝し合い)ながら、働く』と書きます。
人と共に協力しながら、労いながら、お互いの仕事をいい意味で評価し合いながら、感謝し合いながら、未来を作るために働いていくということです。

実は、とっても素敵な言葉なのです。

働くことから逃げるのをやめましょう。
働かないでお金だけ求める不健全な考え方を捨てましょう。
人生のほとんどは仕事なのです。

実際、仕事を通して自己実現を図ろうと努力している方はとても輝き若々しいです。

人生のほとんどが仕事なのなら、
仕事を通して成長していこう。
仕事を通して人のお役に立てる自分を作り上げよう。
仕事を通して自己実現を図ろう。

と生産的に仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか?
結局、自分を努力する人間に変えていくのが一番手っ取り早いのです。

●上限ありor上限なし

仕事を通して自己実現をすると決めたら、『上限ありか?上限なしか?』ということにも頓着することが大切です。
「仕事をしたって稼げない」と言っている人は、『上限あり』の仕組みの上で努力をしていることが多いです。


【自由にやりたい=興味関心がある仕事をやる(限定されるので上限ありが多い)】
【自由になりたい=やるべき仕事を選択する(上限なしを選択していく)】

という感覚を持つことが大切です。

そして、故に、
・自由にやりたい=目の前の快楽を手に入れて、課題を未来に先送りして、歳を重ねてから課題と再会する
・自由になりたい=未来の幸福のために、若いうちに課題解決に汗水垂らし(お金・時間・労力)、歳を重ねると共に幸福を手に入れていく

という人生のいずれかを選択することが大切になってきます。


4、豊かになっていくために

幸福とは、物心両面で豊かということです。
物心両面で豊かということは、
【幸せを感じるハート+経済的な豊かさ】
なのです。

幸せを感じるハートを磨くことはとても大切です。
そうすれば、
マズローの五段階欲求のすべての階層で幸せを感じることができるでしょう。
いかなるときも、幸せを見つけられるということは人生を豊かにしていく上でとても重要です。

しかし、
それと同じくらい経済力は重要です。
お金とメンタルを切り離すことは重要ですが、いざという時、経済力が無いことにより大切な人を守れないというのはとても悲しいことです。

それに、経済力は幸せの増幅装置です。
基本的に思い先行です。思いなきスキルは虚しさが付きまといます。
ただ、思いをどれだけ形にしていけるかは、経済力に比例します。
家族はじめ、大切な人に経済力を気にせずに目一杯与えたい、大切な人を絶対守りたいという方は必ずは必要となってきます。

なので、ぜひお金に対するメンタルブロックを外して『心のみ』ではなく『物心両面の豊かさ』を目指されることを推奨します。

今回は、キャリアということで経済のことをメインで書きました。

豊かになるために必要なことは、
成功するまで努力する自分を形成する+上限のない仕組み
なのです。


兼丸昌也



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