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星の王子さまから学ぶ人生で本当に大切なもの。

皆さんこんにちは!
つい先日星の王子さまを読みました。
(読んだことなかったんかいというツッコミも受け付けております。笑)

いやー感動しましたねー。

せっかくの美しい詩をあえてざっくり言わせてもらうと

人生の大切なものは何かと考えること。



です。
僕的には、ポイントは考えることだと思っています。


作中では、子どものように純真無垢な王子さまが地球の大人たちをみて疑問を覚えます。
権力に溺れる王様や、お金を稼ぐためにすり減らしているサラリーマンや、なんのために研究しているかわからない地質学者等を見て、彼らは一体何をしているの?というわけです。

あいにく僕には詩的な才能が皆無なので淡々と書かざるをえないのですが、本当はもっと美しい世界観を通じて現代社会を批判しています。

そして、この本で1番有名な言葉

大切なことは目には見えない。

が意味しているのは友情や愛情を感じる感性のことだと思います。

子どもの頃には感動できたこと、嬉しかったこと心動かされることが大人になるにつれて感じることが少なくなっていってるのは間違いないですもんね。

かくいう僕も小さい頃は、蛙と一日中遊んだり近所にある博物館で化石に興奮してずっと調べたりしていました。割と動物博士だったんです。
あとは好きな女の子とはまともに話せなかったりね笑
多分あの時は感性がすごく豊かだったんだろうな。笑

でも気がつくと、仕事に追われてゆっくりする時間もなく、仕事が終われば何か勉強していることが多いです。
そりゃ余裕ないですから、心も廃れていくはずです。
他の知的生物から見たらもしかしたら大人になるにつれて、退化しているように見えるかもしれませんね。

でも僕はすでにそんな社会に教化されきっているので、ここから少し現実的な解釈をします。

星の王子さまのご指摘はごもっともではありますが、僕たちはすでに自由主義的資本主義社会で分業、協力によって良い生活ができるようになってきました。(日本は)

よって、経済の競争原理はこれからも続きますしそこでうまく生きていく最低限のお金と権力は必要だとも思います。

しかも、この最低限は子どもの思う最低限ではありません。

人間の価値観は相対的に決まってしまう部分がありますから、(ここが不完全で問題されているのですが、認めざるを得ない)生活できる最低限のお金と権力があればいいと思う人はいないわけです。

そんなにしんどいなら明日から生活保護で生活すればいいじゃん!って言われて納得出来る人はなかなかいないですよね。

大人になるにつれてこの社会の仕組みに深く参加することになりますから、教化されていくのは当然といえば当然です。

ただお金や権利を求めるあまり、他の大事なことを失っていく可能性も孕んでいるのは確かです。

バランスが大事です。

この本はそれを教えてくれます。
忙しいあまり、目の前にいる大切な人との時間の大切さや自然の美しさを忘れてしまうものです。



社会に組み込まれている以上、忙しいのは仕方ない部分もありますが、

一旦立ち止まって一呼吸してみませんか?

実はあなたの前には感動的な出来事が溢れていますよ。というデトックス的な本だと僕は思いました。

この一呼吸置いて人生の大切なものについて考えさせてくれることが、忙しい現代におけるこの本の価値なのかもしれません。




せっかくの美しい物語なので、原作を読んだことのない人は読んでみてください。
1時間も有れば読めますので。
解釈も無数にありますので、時期と環境によってかなり感じ方も変わると思います。

感想とか教えてくれたらめちゃくちゃ喜びます!


訳者によってかなり変わるらしいので色々調べてお好みのものを探してみてください!

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