Tender Time , Small Life

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Introduction of “mjukaika”

I live in a small house with two cats where I can feel nature even though it is in the city. In front of my house is a farm with seasonal vegetables and fruits, and a large park nearby. In my shop, I deliver lovely and tiny goods that can

    • Herb vol.7|Dandelion

      日本では西洋タンポポの名前で知られるダンディライオン。春の公園などでよく見かける身近な植物ですね。ハーブとして用いられるのは主に根の部分。乾燥させてスライスしたものを使うのが一般的です。 ダンディライオンに特に期待できるのが、高いデトックス効果。豊富に含まれるカリウムが利尿作用を促進し、むくみの改善に効果的。また、食物繊維のイヌリンは、腸内環境を整えて便秘解消に役立ちます。 ダンディライオンのハーブティは、香ばしい香りとほんのりとした甘みが特徴的。そのコーヒーのような風味

      • Herb vol.6|Elder Flower

        ヨーロッパでは庭木としてよく見かける、エルダーの木。日本では「西洋ニワトコ」の名でも呼ばれる、時には10m近くにも成長するスイカズラ科の高木です。初夏になると、白く小さな花を咲かせて、マスカットのような甘く瑞々しい香りを放ちます。 エルダーの花は、発汗や解熱、呼吸器官の消炎、気管の粘液分泌促進などの効果があると言われ、ヨーロッパを中心に古くから万能薬として親しまれてきました。発汗・利尿といったデトックス効果に加え、ビタミンやミネラルを含むことから、美容にも効果的です。 伝

        • Trip|インドネシア・バリ島の伝統工芸

          インドネシアをつくる1万以上もの島のひとつ、バリ島。青く澄んだ海と白い砂浜、温暖な気候。今では人気の観光スポットですが、リゾート地として栄え始めたのは、20世紀後半になってからのこと。その歴史は古く、紀元前から人が住んでいたと言われています。バリヒンドゥー教の広まりやオランダの植民地時代。今に至るまでの長い変遷と特有の気候によって、バリ島では、独自の文化や芸術が育まれていきました。 バリ島を訪れると、そんな長い歴史を纏ったさまざまな美しい伝統工芸品に出会うことができます。舞

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        Introduction of “mjukaika”

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        • Plants -植物のこと-
          8本
        • Life -日々のこと-
          3本
        • Trip -旅のこと-
          3本
        • Goods -物のこと-
          4本

        記事

          Herb vol.5|Hibiscus

          ハイビスカスと聞くと、南国に咲く鮮やかな赤い花を想像しますが、ハーブとして使われているのは、同じアオイ科フヨウ属で白い花を咲かせる「ローゼル」という品種。インドやアフリカが原産地と言われていますが、現在は世界各地の熱帯地域で栽培されています。 ハーブティやジャムには、花が咲き終わった後に花弁が膨らみ種を包む、赤い萼(がく)の部分を使います。ローゼルの魅力は、美しい赤色と爽やかな酸味。豊富に含まれている植物酸が新陳代謝や疲労回復を促進し、食欲不振の改善にも役立ちます。また、利

          Herb vol.5|Hibiscus

          Herb vol.4|Common Mallow

          古代ローマ時代から、野菜や薬草として親しまれていたといわれるマロウ。学名の「malva」はギリシャ語で「和らげる」を意味する「malakos」が由来になっています。とても丈夫で繁殖力の高いマロウは、原産の西ヨーロッパから地中海や大西洋を渡り、今では世界各国で生息。ウスベニアオイのほか、ゼニアオイ、ジャコウアオイなど、たくさんの品種が生まれています。日当たりと風通し、水捌けの良い場所を好み、日本では多年草に分類されています。 コモンマロウには、ビタミン、フラボノイド、タンニン

          Herb vol.4|Common Mallow

          Antique vol.4|Rörstrand Swedish National Costumes cup & saucer

          昔の絵本を少しずつめくるような気持ちで集める、古き良きスウェーデンの伝統を映し出すテーブルウェア。 ・・・・・・・・・・ スウェーデンの民族衣装を纏う人々がテーブルウェアに描かれた、Rörstrand(ロールストランド)社のSwedish National Costumesシリーズ。さまざまな地方の伝統的なコスチュームがモチーフになっていて、こちらはダーラナ地方のものです。 デザインは、スウェーデンを代表する二人のアーティスト、Jackie Lynd(ジャッキー・リンド

          Antique vol.4|Rörstrand Swedish National Costumes cup & saucer

          Antique vol.3|ARABIA Emilia Pohjola mini plate

          丸太に乗ってスキー?ワンピースを着て魚釣り?思わずクスッとしてしまう、ほのぼのとした日常を描いた小さなプレート達。 ・・・・・・・・・・ Kaj Franck(カイ・フランク)がフォルムデザインを、Raija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン)がデコレーションを担当した、フィンランドを代表するデザイナーの共作、アラビア社の中でも不朽の人気を誇るEmilia(エミリア)・Pohjola(ポホヨラ)シリーズ。 コーヒーカップや大きめのプレートなどもありますが、特

          Antique vol.3|ARABIA Emilia Pohjola mini plate

          Trip|織物の町を訪ねて。

          普段愛用しているリネン素材のネックレス。調べてみると、群馬県桐生市で明治時代から続く、老舗織物工場で作られていました。日本屈指の織都である桐生とは、どんなところなのでしょう。さっそく桐生織物の歴史に触れる小さな旅に出掛けました。 1300年以上続く絹織物の産地である桐生。江戸時代には「西の西陣、東の桐生」と言われていたそう。元々盛んであった養蚕や製糸産業に、織物の製造工程にまつわる高い技術が加わり、大正から昭和初期には最盛期を迎え、現在のような発展に繋がります。 この織物

          Trip|織物の町を訪ねて。

          Life|休日の過ごし方。

          「映画館であの映画を観よう」「お気に入りのレストランに行こう」「季節の植物を植えよう」。忙しく過ごす日は度々、いつかの休日にやりたいことをあれこれと考えながら、胸を膨らませています。考えるその時間もとっても幸せなもの。 そして、休日の「予定」を考える時は「行き先」や「やること」を決めるのではなく、「一日の終わりにどうなっていたいのか」を決めています。 以前は「行き先」や「やること」を予定にしていました。けれど、例えば「あの映画を観よう」と決めていたのに、何らかの理由で観れ

          Life|休日の過ごし方。

          Antique vol.2|MASON'S demitasse cup&saucer

          肌寒さの中にそっと春の息吹を感じる、晴れた3月の昼下がりに。そんな凛々しくも穏やかな時間がよく似合う、可憐な素朴さが漂うカップ&ソーサー。 ・・・・・・・・・・ 1796年創業のイギリス・ロンドンの老舗陶器メーカー、MASON'S(メイソンズ)。イギリスらしい気品あるデザインながら、とても丈夫で実用性も兼ね備えたメイソンズの陶製品は、イギリスの家庭で永く親しまれています。 こちらは1970年頃に生産されたと思われる、ヴィンテージのデミタスカップ&ソーサー。ほんのりクリー

          Antique vol.2|MASON'S demitasse cup&saucer

          Antique vol.1|1980's Japan vintage glass

          約40年もの時を超え、ここにたどり着いたグラス達には、円熟した淑やかな魅力が詰まっていました。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 日本のお寺や神社などで行われる骨董市。骨董市では、ジャンクなおもちゃや古い着物、家具、家電など、実に多様なものが売られていますが、私が特に惹かれる物のひとつが、明治から昭和に作られた日本のガラス食器。プレスガラス(金型にガラスを流し込んで成形する製法)や手吹きガラスなど、さまざまタイプの古いガラス食器が並んでいます。 日本のヴィンテージガラス食

          Antique vol.1|1980's Japan vintage glass

          Herb vol.3|Pepper Mint

          600種類以上が存在すると言われるミント。ペパーミントはスペアミントとウォーターミントを掛け合わせた品種で、特にメントールの含有量が多く、清涼感のあるスーッとした香りが特徴です。ヨーロッパが原産と言われ、和名はセイヨウハッカ。古くから、食用や薬用、香料として親しまれている、私たちの暮らしに身近なハーブです。 メントールが持つ血管拡張効果や冷感効果、そして、強く放つ爽やかな香りは、集中力を高めてリフレッシュさせてくれる他、抗菌効果、花粉症や頭痛を改善する効果もあります。また、

          Herb vol.3|Pepper Mint

          Life|映画館で過ごす時間。

          映画館で映画を観る。唯々エンターテイメントに時間を費やす、それはひとときのごほうび、とっても贅沢な時間ですね。私はふらりと一人で訪れる映画館が大好き。近頃は特に、史実に基づく映画、ドキュメンタリー映画を好んで観ることが多くなりました。 題材はさまざま。元々興味関心のある人物や事柄は、さらに深く掘り下げて知りたくて。全く前知識の無い題材は、先入観のない純粋な出会いを求めて。いずれにしても毎回、大きな感銘を受けています。 同じように過ごしていても、気が付かないほど小さく、時に

          Life|映画館で過ごす時間。

          Herb vol.2|Rose Hip

          「バラの実」を意味するローズヒップ。バラには多くの種類がありますが、食用に利用されるのは主に、ワイルドローズの一種であるRosa canina(ロサ カニナ)。紀元前ローマ時代に狂犬病に良いとされていたことなどの説からドッグローズとも呼ばれています。日本では海辺に咲く、ハマナス(浜茄子)/ ハマナシ(浜梨)も仲間です。 南米やヨーロッパなど、温帯から冷帯まで広く分布しており、原産地はヨーロッパと言われていますが、現在は流通する半分以上がチリ産のようです。日本では、5〜6月頃

          Herb vol.2|Rose Hip

          Trip|現地の言葉で 「ありがとう」。

          しばらく行くことができていませんが、以前はいろいろな国へふらりと出掛けていました。 英語は少ししか話せないのですが、毎回なんとかなっています。ただ、ひとつ決めているのが、「ありがとう」だけは現地の言葉を覚えてから行くということ。 私は日々の仕事の中で、海外のお客様を対応することも多くあります。特に旅行で日本にいらしている方は、日本語を話せることが少ないのですが、最後に笑顔で「ありがとう」と言われると、とても嬉しいものです。 感謝の言葉だけは、現地の言葉で。海外旅行のマイ

          Trip|現地の言葉で 「ありがとう」。