Tender Time , Small Life

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Introduction of “mjukaika”

I live in a small house with two cats where I can feel nature even though it is in the city. In front of my house is a farm with seasonal vegetables and fruits, and a large park nearby. I have been doing interior related work. In addition

    • Herb vol.4|Common Mallow

      古代ローマ時代から、野菜や薬草として親しまれていたといわれるマロウ。学名の「malva」はギリシャ語で「和らげる」を意味する「malakos」が由来になっています。とても丈夫で繁殖力の高いマロウは、原産の西ヨーロッパから地中海や大西洋を渡り、今では世界各国で生息。ウスベニアオイのほか、ゼニアオイ、ジャコウアオイなど、たくさんの品種が生まれています。日当たりと風通し、水捌けの良い場所を好み、日本では多年草に分類されています。 コモンマロウには、ビタミン、フラボノイド、タンニン

      • Antique vol.4|Rörstrand Swedish National Costumes cup & saucer

        昔の絵本を少しずつめくるような気持ちで集める、古き良きスウェーデンの伝統を映し出すテーブルウェア。 ・・・・・・・・・・ スウェーデンの民族衣装を纏う人々がテーブルウェアに描かれた、Rörstrand(ロールストランド)社のSwedish National Costumesシリーズ。さまざまな地方の伝統的なコスチュームがモチーフになっていて、こちらはダーラナ地方のものです。 デザインは、スウェーデンを代表する二人のアーティスト、Jackie Lynd(ジャッキー・リンド

        • Antique vol.3|ARABIA Emilia Pohjola mini plate

          丸太に乗ってスキー?ワンピースを着て魚釣り?思わずクスッとしてしまう、ほのぼのとした日常を描いた小さなプレート達。 ・・・・・・・・・・ Kaj Franck(カイ・フランク)がフォルムデザインを、Raija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン)がデコレーションを担当した、フィンランドを代表するデザイナーの共作、アラビア社の中でも不朽の人気を誇るEmilia(エミリア)・Pohjola(ポホヨラ)シリーズ。 コーヒーカップや大きめのプレートなどもありますが、特

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        Introduction of “mjukaika”

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        • Plants -植物のこと-
          5本
        • Goods -物のこと-
          4本
        • Trip -旅のこと-
          2本
        • Life -日々のこと-
          4本

        記事

          織物の町を訪ねて。

          普段愛用しているリネン素材のネックレス。調べてみると、群馬県桐生市で明治時代から続く、老舗織物工場で作られていました。日本屈指の織都である桐生とは、どんなところなのでしょう。さっそく桐生織物の歴史に触れる小さな旅に出掛けました。 1300年以上続く絹織物の産地である桐生。江戸時代には「西の西陣、東の桐生」と言われていたそう。元々盛んであった養蚕や製糸産業に、織物の製造工程にまつわる高い技術が加わり、大正から昭和初期には最盛期を迎え、現在のような発展に繋がります。 この織物

          織物の町を訪ねて。

          休日の過ごし方。

          「映画館であの映画を観よう」「お気に入りのレストランに行こう」「季節の植物を植えよう」。忙しく過ごす日は度々、いつかの休日にやりたいことをあれこれと考えながら、胸を膨らませています。考えるその時間もとっても幸せなもの。 そして、休日の「予定」を考える時は「行き先」や「やること」を決めるのではなく、「一日の終わりにどうなっていたいのか」を決めています。 以前は「行き先」や「やること」を予定にしていました。けれど、例えば「あの映画を観よう」と決めていたのに、何らかの理由で観れ

          休日の過ごし方。

          Antique vol.2|MASON'S demitasse cup&saucer

          肌寒さの中にそっと春の息吹を感じる、晴れた3月の昼下がりに。そんな凛々しくも穏やかな時間がよく似合う、可憐な素朴さが漂うカップ&ソーサー。 ・・・・・・・・・・ 1796年創業のイギリス・ロンドンの老舗陶器メーカー、MASON'S(メイソンズ)。イギリスらしい気品あるデザインながら、とても丈夫で実用性も兼ね備えたメイソンズの陶製品は、イギリスの家庭で永く親しまれています。 こちらは1970年頃に生産されたと思われる、ヴィンテージのデミタスカップ&ソーサー。ほんのりクリー

          Antique vol.2|MASON'S demitasse cup&saucer

          Antique vol.1|1980's Japan vintage glass

          約40年もの時を超え、ここにたどり着いたグラス達には、円熟した淑やかな魅力が詰まっていました。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 日本のお寺や神社などで行われる骨董市が好きで、よく行きます。こちらのグラスは、大阪・四天王寺の骨董市で見つけたもの。こちらの骨董市は、お好み焼きやたこ焼きの屋台が出ていたり、賑やかで人情味溢れる会話が飛び交っていたり。関西出身ではない私なりの「大阪らしさ」が詰まっている、大好きな骨董市のひとつです。 骨董市では、ジャンクなおもちゃや古い着物、家

          Antique vol.1|1980's Japan vintage glass

          Herb vol.3|Pepper Mint

          600種類以上が存在すると言われるミント。ペパーミントはスペアミントとウォーターミントを掛け合わせた品種で、特にメントールの含有量が多く、清涼感のあるスーッとした香りが特徴です。ヨーロッパが原産と言われ、和名はセイヨウハッカ。古くから、食用や薬用、香料として親しまれている、私たちの暮らしに身近なハーブです。 メントールが持つ血管拡張効果や冷感効果、そして、強く放つ爽やかな香りは、集中力を高めてリフレッシュさせてくれる他、抗菌効果、花粉症や頭痛を改善する効果もあります。また、

          Herb vol.3|Pepper Mint

          映画館で過ごす時間。

          映画館で映画を観る。唯々エンターテイメントに時間を費やす、それはひとときのごほうび、とっても贅沢な時間ですね。私はふらりと一人で訪れる映画館が大好き。近頃は特に、史実に基づく映画、ドキュメンタリー映画を好んで観ることが多くなりました。 題材はさまざま。元々興味関心のある人物や事柄は、さらに深く掘り下げて知りたくて。全く前知識の無い題材は、先入観のない純粋な出会いを求めて。いずれにしても毎回、大きな感銘を受けています。 同じように過ごしていても、気が付かないほど小さく、時に

          映画館で過ごす時間。

          Herb vol.2|Rose Hip

          「バラの実」を意味するローズヒップ。バラには多くの種類がありますが、食用に利用されるのは主に、ワイルドローズの一種であるRosa canina(ロサ カニナ)。紀元前ローマ時代に狂犬病に良いとされていたことなどの説からドッグローズとも呼ばれています。日本では海辺に咲く、ハマナス(浜茄子)/ ハマナシ(浜梨)も仲間です。 南米やヨーロッパなど、温帯から冷帯まで広く分布しており、原産地はヨーロッパと言われていますが、現在は流通する半分以上がチリ産のようです。日本では、5〜6月頃

          Herb vol.2|Rose Hip

          現地の言葉で 「ありがとう」。

          しばらく行くことができていませんが、以前はいろいろな国へふらりと出掛けていました。 英語は少ししか話せないのですが、毎回なんとかなっています。ただ、ひとつ決めているのが、「ありがとう」だけは現地の言葉を覚えてから行くということ。 私は日々の仕事の中で、海外のお客様を対応することも多くあります。特に旅行で日本にいらしている方は、日本語を話せることが少ないのですが、最後に笑顔で「ありがとう」と言われると、とても嬉しいものです。 感謝の言葉だけは、現地の言葉で。海外旅行のマイ

          現地の言葉で 「ありがとう」。

          健やかな日々。

          もともとマイペースな性格の私は、良くも悪くも人からの影響を受けないタイプ、周りの人がどう思おうとあまり気にしない方だと思います。 ですがやはり、100%気にならないわけではなく、特に学校や職場などの集団生活の中では、評判や評価、優劣がその環境の空気の大半を占めている場面もあり、気にせざるを得ない時もあります。 自分にとって「苦手な人」は、価値観や経験により人それぞれでしょう。私の場合は、横柄な態度をとる人、虚勢心が強い人、噂話が好きな人、ずる賢い人、つまりは常に他人に心が

          健やかな日々。

          動物と暮らす。

          7歳か8歳の頃、住んでいた家の最寄り駅の駐輪場にいた小さな三毛猫を拾いました。 家族全員で外出した帰り道、偶然見つけたその猫に母と私は一目惚れ。その頃は、正しい野良猫保護の仕方があまり浸透しておらず(私たち家族が無知だっただけなのかもしれませんが)、持っていたパン屋さんの袋から買ったばかりのパンを取り出し、その中に猫を入れて連れて帰ってしまいました。 母の自転車の後ろに乗り、猫が入ったパン袋を持つ係になった私。その時の不安とワクワクは今でも覚えています。そのまま私は家族で

          動物と暮らす。

          Herb vol.1|German Camomile

          ヨーロッパやアジアに育つ、ジャーマンカモミール。和名はカミツレ(加密列)。春や秋に種を撒くと、3〜6月頃に可憐な白い花を咲かせる一年草です。乾燥をあまり好まないので、水捌けの良い鉢で土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげることが元気に育つポイントのひとつ。暑さに弱く、夏には寿命を迎えますが、耐寒性があり比較的丈夫なハーブのため、環境に合っていれば、こぼれ種で次の春には再び芽を出してくれます。 ジャーマンカモミールの魅力は、なんと言ってもりんごのような甘い香り。乾燥させた花から

          Herb vol.1|German Camomile

          ナチュラルなセルフケア。

          日々の中で無意識に、時には意識的に作られた「食のマイルール」「食のマイルーティン」のようなもの。それは多かれ少なかれ、誰にでも存在するものでしょう。 食に強いこだわりを持っていない私にも、添加物が少ないものを選ぶ、野菜を多く食べる、古い油を使ったものは避けるなど、嗜好と経験により作られた私なりの決めごとがあります。それは時に追加され、修正、削除される。その繰り返しによって、自分の体と心に適した確かな食のマイルールが、ようやく出来つつあるような気がしています。 そして近頃、

          ナチュラルなセルフケア。