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Herb vol.3|Pepper Mint

【Pepper Mint ペパーミント】
学名:Mentha piperita(メンタ ピペリタ)
分類:シソ科 ハッカ属
主要成分:精油(ℓ-メントール、メントン、メントフラン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、タンニン(ロスマリン酸)、カフェ酸、クロロゲン酸
効能:賦活のち鎮静、鎮痙
適応:集中力欠如、消化不良や食欲不振、過敏性腸症候群、など
花言葉:「心の温かさ」「真心」「美徳」

一部参考:メディカルハーブ検定テキスト

600種類以上が存在すると言われるミント。ペパーミントはスペアミントとウォーターミントを掛け合わせた品種で、特にメントールの含有量が多く、清涼感のあるスーッとした香りが特徴です。ヨーロッパが原産と言われ、和名はセイヨウハッカ。古くから、食用や薬用、香料として親しまれている、私たちの暮らしに身近なハーブです。

メントールが持つ血管拡張効果や冷感効果、そして、強く放つ爽やかな香りは、集中力を高めてリフレッシュさせてくれる他、抗菌効果、花粉症や頭痛を改善する効果もあります。また、ペパーミントに含まれるメントールや精油、フラボノイド、タンニンなどの成分には、肌の水分や油分を調整する美肌効果や消化器の不調を改善する効果も。

葉は多種に比べて濃いグリーンで尖った形をしていて、夏にはピンクや紫色の小さな花を咲かせます。紫がかった茎のブラックペパーミント 、オレンジのような香りが混ざったオレンジミント、葉の形がバジルに似たバジルミントなど、ペパーミントにも様々な種類があります。

種まきは春頃に。乾燥が苦手なので、水やりは頻繁に行いましょう。ペパーミントは寒さや暑さに強く、強い生命力を持っています。また、非常に繁殖力があり、寄せ植えをすると、他の植物を枯らせてしまうことがあるので要注意。単独でのびのびと育てて、ハーブティやお料理、ルームフレグランスなど、様々な使い方をたっぷりと楽しみたいハーブです。

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