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今も世界のどこかでマッチ売りの少女が

こんにちは、アラカンのおかんです^^ コロナで経営していたゲストハウスのお客様がほぼゼロに😵日々悪戦苦闘しながらもほっこりしたものを書いていきたいと思っています😄

みなさん、「マッチ売りの少女」の話を覚えていますか。デンマークのアンデルセンが書いた童話です。朗読の会でクリスマスプレゼントに先生が朗読してくれました。あらすじを改めて紹介したいと思います。

 はじまりはじまり

「それは、ひどく寒いおおみそかの夜のことでした。あたりはもうまっくらで、こんこんと雪が降っていました。寒い夜の中、みすぼらしい一人の少女が歩いていました。ぼうしもかぶらず、はだしでしたが、どこへ行くというわけでもありません。行くあてがないのです」と、先生は朗読を続けていきました。。。

続く童話のあらすじ

少女はマッチを売らないと家に帰れないのでした。なぜならば、マッチを売ってお金に換えないと、家に入れてもらえないからです。「マッチはいかがですか。マッチはいりませんか」年の瀬であわただしい中、人々は少女には目もくれず、通り過ぎていきます。あたりはすっかり暗くなり、人通りも少なくなってきました。どの家にも明かりがともり、肉やスープのおいしそうな、においが漂ってきます。夜も更け寒さに凍えるあまり、少女は持っていたマッチに火をつけます。「シュッ」という音と共に少女の前に、幻影が現れます。おいしそうに焼けた七面鳥、クリスマスツリー、暖かい暖炉。ひとつひとつマッチをつけるたびに現れる幻影でした。

流れ星

少女は天を仰ぐと流れ星を見つけます。そして少女は「流れ星は誰かの命が消えようとしているときなんだよ」と亡くなったおばあちゃんが言っていたのを思い出します。おばあちゃんは少女を唯一可愛がってくれた存在です。「おばあちゃんに会いたい!」と、次のマッチをするとおばあちゃんの幻影が現れました。少女は「おばあちゃん消えないで」と、持っていたマッチ全部に火をつけました。。。「こっちにおいで」とおばあちゃんは少女に手を伸ばし抱きしめます。そして二人は天国に昇っていきました。

新年

新しい年の朝、少女はマッチの燃えかすを抱えて、幸せそうに微笑みながら亡くなっていました。この少女がマッチの火でおばあちゃんに会って天国へ昇っていったことなど、誰も知る由はなかったのでした。

時を超えて

この童話は1845年にデンマークで出版されました。何とも切ない物語です。当時の貧しい者を見捨てる社会に一石を投じたとも言えます。2022年を迎えようとしている今も、この世界のどこかで寒さや貧しさに耐える、少女と同じような過酷な状況で生きている人がいます。アンデルセンは時を超えて「思いやりの心を忘れてはいけないよ」と、問いかけているようです。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもしていただけると励みになります。それではまたね。ばいばーい😃





 



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