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"エゴサ"は宝の山!先に繋がるエゴサーチのやり方 番外編

前回でエゴサ編はおしまいと言ったな。

あれは嘘だ( ー`дー´)キリッ

実は1つ言い忘れていたことがある。
それは、

エゴサをして有名人が関連ツイートをしていたらどう対応するか?

という点だ。
ここでいう著名人とはすなわちインフルエンサーのことである。
自分ではあまり自覚がなかったのだが、現役時代の僕はそういった方々の交流が多かったようだ。

と言いつつも、僕がエゴサで本当に狙っていたことはこういった方たちとの接点を作ることだった。
それには理由がある。

インフルエンサーへダイレクトマーケティングを実施。

そこのファン層にもアピール。

新規顧客の開拓。

僕はSNSマーケティング(特にTwitter)は、インフルエンサーマーケティングとダイレクトマーケティングの2つが大きくウェイトを占めるんじゃないかと思う。

前者については、Twitterをビジネス観点で見る上で最大のメリットだ。
宣伝関連の仕事に少しでも携わったことある人ならお分かりになるかと思うが、自社商品を著名な方に取り上げられるとなると通常ではタダでは済まない。
色々とハードルがあり、またそれはどんな企業でも為せるような代物ではない。
それがことSNSでは、インフルエンサーの自己判断で取り上げられる場合があるのだ。
こんなチャンスを生かさない手はない。
(と言いつつも、近頃では経費を使ってまでSNSでも発信してもらったりするケースも見られるようになってはいるが…笑)

そして後者だが、僕の場合は食品だったので人間の三大欲求である食欲を刺激するという↓みたいな悪魔の所業()を日々行っていた。

フォロワーの皆さんからは、

「腹が減るじゃねえか❗」

「自重しろ‼️」

等の暖かいお言葉笑を度々頂戴しつつも、お約束として定番化していくことで、食事の際の選択肢の1つとして認識してもらえるようになった。
(最近はめっきり無くなっているようだが…笑)

さてここで重要なことが1つある。
それは、

Twitterはコミュニケーションツールである。

ということだ。
なぜこれを言いたかったというと、SNS運用をするにあたって各種SNSをごちゃまぜにしている人間が非常に多いのだ。
↓の図を見ていただきたい。

これはSNSにおける受け手と送り手の相関図だ。
この図から見るように、Twitterはリアルタイムで変動し、かつ汎用性の高いプラットフォームのため、コミュニケーションツールとしてもっとも実用的だ。

よくTwitterは接客業だと仰る方がいるが僕も完全同意だ。

リアルタイムで変動しているからこそ、日々のツイートに関する反応(リプ)も多く、そこを上手く切り返すことの出来る人材がTwitter運用に向いているのだ。

なので、広報ツールだと勘違いして運用する人には不向きだ。
誤解のないように何度も言っておくが、広報の人間がTwitterに向いてないわけではない。
ただ接客をするということは、担当商材をお客様(フォロワー、ツイッタラー)に知ってもらい、「何らかの形での購入」に繋げることがゴールだ。

そしてそれはBtoBでもBtoCでも一緒だ。

例えばBtoBなら新たな人材を獲得したり、知名度を上げてビジネスに繋げることなどが購入に該当するだろう。
実際にBtoB企業でもTwitter運用で成功しているアカウントは存在する。

重要なのは、Twitterはコミュニケーションツールであり、いかにタイムリーに共感を得るアクションを起こせるかということだ。

さて、そんなわけで僕がとある方と関わって具体的に形になった例を紹介したい。

これは、僕が日頃の毎日のエゴサで"モツ鍋"で偶然引っ掛かったのがきっかけだった。
そんな中でブランドが大好きだったことを知り、実際に商品を試していただくことでこんなことになった。

この一連のやり取りで僕はどこの代理店も介していない。
近似ワードで毎日エゴサをし続けただけだ。
そこからこうしたチャンスを得て、これ以上ないブランディングに繋げたのだ。

これをインフルエンサーマーケティングと言わずして何と言うだろうか?

偶然の産物だった面はある。
それにここから更に具現化することで、真のマーケティングやブランディングになるわけでこれはただのきっかけに過ぎない。
現に当時の僕は色々やったはいいが、それは0→1にしたまでで、そこから1→100にする力は無かった。
(時間も周囲の理解も無かったが、それは結局努力不足である)

でも色々やったからこそ分かったことがあった。
それは、

Twitter運用もヒトあってのもの

ということだ。
どんな仕事でも1人で出来ることはまずない。
それはTwitterを含めたSNS運用も同じだ。

毎日意味のある積み重ねが出来ていれば、少しずつ信頼関係が築かれていく。
そうするとチャンスが生まれる。
その時、リスクや障害を恐れずに動けるか否かなのだ。
現に僕も去年1年間は本当に色々な人に会った。
ちょっとでも自社のブランディングになるなら何でもやった。

アニメとコラボしたり、ミニ四駆大会に参戦したり、コラボメニューが販売されたり、大洗までもつ煮を食べに行ったり、東京や京都でBBQもしたり、ラジオ番組も実現したりした。

しかしそれは担当者同士の信頼関係があったから出来たのだ。
僕が担当したブランドは、確かに日本でも有数の知名度で、フォロワー数が5万を超えると「中の人」としてもチヤホヤされたが、僕自身は兵庫の田舎で生まれ育ったしがない関西人であることに変わらず、あまつさえ神になったわけでもない。

とはいえ、自分という存在が多少は信用に値する人間と先方に認識してもらえたからこそ実現したのだ。
僕はこうした流れを"BtoBtoC"と呼んでいる。
皆さんも良ければ参考にしてみてほしい。

僕は中の人としてやれることはおおよそやり切ったので、今はそこから少し離れた立ち位置からTwitterとは向き合っている。
昨今の"コロナショック"もあって、Twitterはコミュニケーションツールとしての価値をますます高めている。

"アフターコロナ"の世界ではもう僕のやり方は通用しないかもしれない。
Twitterも広告運用がからっきしで赤字に転落した。

それでも。

コミュニケーションというものはこれからも廃れることはない。
そして、少なくともあと数年はTwitterが一番有効なコミュニケーションツールだと思う。
(個人的にはInstagram、Zoom、オウンドメディアとかも気になるけど)

まだもう少しステイホーム期間は続くであろう。
なのでこの機会に今一度、SNS運用について考えてみてください。

良ければサポートもしていただければ嬉しいです(`・ω・´)ゞ