休日BLOG VOL06

久しぶりに土曜日の休みをもらって、土日をひとりで満喫することにした。彼も広島に帰ることだし、私も羽を伸ばして楽しく過ごすことにした。

私のマイカー、オンボロeKワゴンは車検中なので、代車のおもちゃみたいな1世代昔の車でフェリー乗り場まで行くと、ワクチンを打つお年寄りで珍しく待合所が賑わっていた。私の島のおばあちゃんと野菜のみっちゃんを見つけて、お喋りしながらフェリーを待つ。
船と電車に揺られる長い移動時間にも慣れた。
こんな時くらいしか、改まって音楽を聴くこともないし、映画の予告と初日舞台挨拶まで予習しちゃうこともできる。

私が魅力的だと思う男性芸能人の二代巨頭が、奇跡みたいに2人とも出ている映画。監督に賞賛を述べたい人は沢山いることだろう。
深瀬は高校3年のとき、席が前の女の子が世界の終わりの大ファンで、その子と仲良くなったのをきっかけに私も好きになって、深瀬と彩織ちゃんのエモくてドラマみたいな出会いや生き方に打たれた。後に彩織ちゃんの小説「ふたご」を読み、さらに打たれた。菅田将暉は、私が出ていたら見てしまう俳優ランキング1位に、この数年君臨している魅力的だと思う俳優で、どちらもミーハーなのかもしれないけど、密かに好きな2人だ。この2人は私が言わなくとも、顔だけじゃない内から醸し出される人を惹きつける魅力があるすごい人。

映画はケチな私が1900円じゃなくて、2000円払いたいと思うくらい見応えがあった。ショッピングモールで観てもよかったんだけれど、行き慣れた人の少ない小さな今日行った映画館が好きで、ポップコーンがちゃんとしょっぱいのも好きだ。久しぶりだったけれど、やっぱり映画館は私のパワースポットだとも再確認できた。

映画の余韻を引きずりながら、この記事の序盤も書きながら、電車でショッピングモールに移動。今日は軍資金も沢山あるし、ケチケチせずに欲しいものを買うと決めていたから、島に来て私史上1番服を買った日になった（5着）。ここ3年くらい同じ夏服をずっと着ていたので、断捨離して少し大人な服を着たい。そして、島の洋服事情も今後のnoteで書きたいと閃いた。あとは雑貨を買ったり、KALDIでチーズケーキや今晩のお酒を買って、本屋でホテルで読む本を買った。こういうときは、時間も沢山ある感じで本屋を練り歩いて、ビビッと来た本を買うことにしている。夏の100冊みたいな棚にあったモームの『月と六ペンス』を買ってみたけど、昔の文学はなかなか読まないジャンルなので、初っ端10ページで難しそうだと感じつつ、面白くなるまで頑張って読み進めたい（ちなみに、私が好きな作家はよしもとばなな、江國香織、西加奈子あたり）。

遅いランチは、島を出てからゆるく通っている喫茶店のナポリタンにした。日曜日でも1人で入りやすい穴場で、イエスタデイ（洋画）を観ながら食べた。
デパ地下でちょっと高級なお寿司を買って、無印で夜中の空腹を満たすための干し芋と、晩酌用のチーズ鱈と、随分と前に失くした靴べらを買ってホテルへ。ホテルはこっちに住んでから決まったところにしか泊まっていなくて、最近はユーザーと認められたのか、勝手に部屋をアップグレードしてくれるようになって嬉しい。ホテルのソファでTHE MUSIC DAY を観ながら、シチリアンレモンサワーとチーズ鱈をちびちびやりながら、パワーがチャージされていくのを感じた。住みたいところに住んでいたって、ストレスのない仕事をしていたって、贅沢だけれど日々の生活の息抜きというか、場面を変えたくなることもある。どれもこれも、幸せ野郎の退屈とちょっとの寂しさの埋め合わせなのかもしれないけれど、私には大切なリセットになると気づいた。

12階からの夜景を見ながら、マグロ三昧。
お金を使うときは楽しく使えば回るらしいので、たまには自分のために贅沢して、自分を大切にしていこう。