💧“自分を許す” ことの大切さ

題名だけでは、
『そんなこと頭で考えればすぐできる』と思っている人も多いでしょう。
しかしこれがなかなか難しい…というよりは、意識的に行わなければ “自分を許す” という行為はできていません。

そもそも自分を許すというコトが必要なのか？
自分を許すということはどういうコトなのか？

今回はそんな内容です。

自分を許すコトのメリット

もちろんメリットがなければやる意味などありません。
わかりやすく言えば、
“自分を許す = 穏やかに生きる”
ことに繋がります。

自分を許すとは？

これは、
“脳がハマった思考のルーティンを変える”
ということです。

自分を常に責めてしまう思考のままの人は、

『こうでなければいけない！』
『変わることはリスクだし危険だ！』
『自分が知っていること意外は悪だ！』
『急がなければ失敗する！』
『周りの意見はノイズでしかない！』

…と、
本来は意識していないはずだと信じているようなことでさえ、自然と思考を誘導されています。

“人の意志の力はほとんど役に立たない”

わたしが大切にしている思考であり行動のための理念です。
こう考え行動することで、
『どうすれば継続できるのか？』
『事前に何をするべきか？』
『もしもの時はどうするのか？』
…と、仕組みをつくることに力を注ぐことができます。
良い仕組みさえできてしまえばあとはそれに従順に身を任せるだけです。

さて、そんなマイナスの思考のルーティンを変えるためのメソッドを今回 5つ ご紹介します。

その① 慣れていることをやめて新しい体験をする

これはマイナス思考の改善策としても有効ですし、
“人生においての幸福度を上げる” ことにおいても非常に効果的です。

あなたが無意識に普段しているコトで、
特にプラスになっていないコトや、
変えたところでマイナスにならないコトを、
意識的に変えてみましょう。

例えば、
・いつもと違う道順で歩く
・いつものメニューや店を変える
・いつもは話さない人と会話してみる

“たいていのネガティブを解決するのは、新しい別視点の考え方”

その② 不安定で過酷な環境に身を置く

これだけ見るととても怖いイメージをしますが違います。

その①に通ずるところもありますが、
慣れていないコト = 未経験だったり初めてのコトだったりしますよね？
そういう経験をできる範囲からでいいのでやってみようというものです。

初対面だらけのコミュニティ…
新たな情報や技術や知識にさらされる環境…
そういった場所にこそ、あなたの求めるコトの新たなチャンスがあります。

その③ 絶対に読まない本や関心のない本を手に取る

ここまで読んでいる人はこの意味もわかると思います。

ただこの方法は、環境を変えずとも非常に簡易に体験を手に入れることができるのでオススメです。

『この世にはいろいろな考え方が存在する』

これが読書による最大の恩恵であり、最も大切な思考です。
いろいろな考え方があるということを理解できれば、どのような在り方でもやり方でも、それによってプラスがあり、それを上回るマイナスがないのであれば全く問題ないということがわかります。

日々、生きている上でいつの間にか植え付けられている『〇〇しなければ』『〇〇するのが普通』『みんなしてるから』…といった、何のプラスにもならないネガティブなものからあなたを救い出してくれるのも、この考え方です。

最もベーシックであり忘れがちな概念を脳に再認識させましょう。

その④ 余裕を大切にする

日々のルーティンを少し変えたり、
新しいことへチャレンジする時、
最も必要なのは余裕があることです。
これは、思考にしろ時間にしろお金にしろです。

たっぷり必要というわけではありません。
その時に必要最低限の保険として用意があると認識できることが大切です。

何をするにも、
『もし失敗したら…』
『無駄になったら…』
『間違えていたら…』
なんて考えながら取り組んだところで、
元々のパフォーマンスの半分も引き出せません。

新しいことへのチャレンジをしている時点で必ずプラスの恩恵はあります。
それでマイナスが発生しそうであれば、その時に立ち止まってみて別角度で考えてみたり、修正しながら進んでいくようにすればよいだけの話しです。

良い人生とはそういうものです。

その⑤ 環境に投資する

わたしのnoteでは散々言っている内容にはなります。

人の人生は連続した過去の選択によって今、そして未来が決まります。
選択は性格や思考によって決まります。
性格や思考は？

そう “生まれ育ち、生きる環境” によって決まります。

環境とは、住環境 や そのに住み関わる人間関係 のことです。

良い出会いがメタ認知能力を高めることになります。
メタ認知とは簡単に言えば “客観的視点” ということです。

１つの問題や困難に対して、
人は『aか？bか？』のように思考します。

これを『cもあるな！いっそdでよくないか？』と他視点から物事を考えることができるため、
より良い解決策や、誰もが思い浮かばないようなクリティカルな答えを導き出すことができるようになります。

さいごに

自分を許すこと(マイナスな思考のルーティン)は、難しいのではなく “重要なことと思われにくい” とわたしは感じます。

物質が幸せをもたらすと信じ込まされた時代を生きてきた親には、『良い会社で働き、良い家に住み、良いモノを得なさい』と教わってきました。
もちろんこれは間違いはないですが、本質から逸れた教えでもあります。

良い会社が何を与えてくれるから意味がある。
良い家が…
良いモノが…
と、“それが自分の人生においてどういった副次的な効果を発揮するか？” それを考えないまま手に入れようと努力したり勝ち取ってしまうと、その後に待っているのは “虚無感” だけです。

いま一度自分を許すことを考え直して、今日から考え方を変えてみませんか？