最近読んだ本13

大河ドラマ「どうする家康」に、松山ケンイチ演ずる本多正信がカムバックしました! わーい
最推し俳優です。観てね。

↓全然関係ない話。

『キーエンス解剖』(西岡杏)

平均年収がバカ高い(2,000万円超)ので有名なキーエンスという企業に迫ったノンフィクションです。
先にダメなところを書きます。記者(西岡さん)が若くて書きなれていないのがすごーくわかる。ベテラン記者なら構成ももうちょっと考えて、インタビューも深掘りできたはず!と思いながら読みました。構成と深度が全体的に惜しい。

それはそれとして、キーエンスという素材が良すぎなので、内容はとても良いです。おそらく、社会人・経営者であればどんな人でも学ぶところがたくさんあると思います。

(これは書かれていない)そもそもBtoBの企業なので、「広告」を必要としないというのは大きいと思います。ほんとまずそこから。BtoCの企業は広告費で大きく経費を持っていかれます。
(ここからは書いてある。そういう)大衆への広告を必要としない企業(工場)向けの製品をどう売り込むか、どう継続して売って稼いでいくか。この目的のための手段を突き詰めた企業=キーエンスの手法が断片的とはいえ書かれています。

下記はいらん雑感。
・この本を読んで自社に取り入れなきゃいけない他社経営陣ほど、読まなさそう(読んでも実行しなさそう)
・一投資家として、投資したい企業だなと感じました。これでキーエンス株を買うと、国内時価総額1~3位までの企業の株主になります(偉そうに書いたがソニーは単元未満株……)。やはりプライム市場しか勝たん。

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