最近読んだ本21

『味の台湾』(焦桐)です。
原著より60篇を厳選した翻訳本だそうです。めっちゃ良かった……!!!

60篇=60種類の台湾料理(お茶やスイーツ、調味料等も含む)が紹介されており、それらがおすすめの店、味、原料、なりたち、筆者の思い出と共に綴られています。メシの紹介なのに切ないの。平たく言えばそんな感じ。
もうちょっと丁寧に書くなら、食べ物って歴史や作り手の思い、食べる人の生活、思い出に密接に関わってますよね。真摯に食い物のことを綴るとこうなるというお手本のエッセイだと思いました。

台湾好き、台湾料理好きだとより楽しめると思います。台湾はよく知らないという人でも、この本をきっかけに食べてみたいと思える佳作です。

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