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2022年 私のテーマだった「怒り」という感情

今年は自分の怒りと向き合った一年だった。

・育児本
・アンガーマネジメント講座
・『血流がすべて解決する』(堀ママ)
・ノーバディーズ・パーフェクト(親支援プログラム)

今年、3歳になった息子。
息子が1歳を過ぎた頃から、私はキレることが増えた。
まだ何もわからない子にキレるなんて。三つ子の魂百までと言われる息子にとって大事な時期なのに。自分でもわかっているのにやめられない。
第三者の目がないとどこまでも怒れてしまう。自分が怖くて平日は毎日、午前も午後も公園に行った。
誰かと遊んでいる時は笑顔でいられる。でも家に帰れば閉ざされた空間に息子と2人きり。また怒ってしまうの繰り返し。

こんな小さい幼い息子に毎日怒鳴ってしまう自分が嫌で、色んな育児本を読み、夫に勧められて市のアンガーマネジメント講座に行き、血流というフィジカルな面からも攻めて、市の親支援プログラムであるノーバディーズ・パーフェクトに2ヶ月参加した。

私は自分が怒ることがなくなるくらい劇的に変化出来る何かを求めていたんだと思う。
でも、そんなものはないとわかった。
最後のノーバディーズ・パーフェクトの終わりに、怒りに効く特効薬みたいなものはないということが心底わかった。
それは絶望ではなく、開き直りという爽快なものだった。

怒れる自分とずっと付き合っていく覚悟が決まったとでも言うべきか。怒る自分を許せるようになったのか。
それがわかったら、不思議と怒ることが減った。
体調によってひどく怒ってしまう時はもちろんあるけれど、『これ、怒るほどじゃないな。じゃ次』とすぐ切り替えてサッパリ諦められるようになった。
夫にも「怒ってる時はあるけど、トータルで怒ることが減ったな、すごいな」と言われた。

自分の怒りと付き合っていくために、色んな手法があることもわかった。
特に良かったのは、血流。
自分の怒りに対して、私は自分の"意識"だけでは精神論のようで続かない気がしたので、血をつくるというフィジカルな面からも攻めてみることにした。
私には一番わかりやすく、続けやすかった。
どんな心理学や精神論よりも、まずは睡眠をしっかりとり、自分の身体を整えることが第一。そこが土台として成っていないと何をしてもうまくいかない。崩れてしまう。
育児と家事で忙しくても、そこは自分のために、家族のために、意識していこうと思う。

それから「イライラの原因を考える」こと。
突き詰めていくと、息子じゃなく夫にイライラしていて、それを引きずって息子にもイライラしている時が結構ある。
息子にとってはただの八つ当たりなので、『夫へのイライラはちゃんと切り分ける』ことをかなり意識するようになった。

夫へのイライラに関連して、時々夫婦水入らずで話し合って方向性を合わせて動くことも大事だと感じた。
ご飯の時間のストレスやトイトレのことをどうしたら良い方へ向くか?を結構じっくり話し合って行動に移してみたら意外とうまく進んだし、夫婦で納得して動いてるので夫婦感のモヤモヤがないのはびっくりするくらい清々しかった。

『あれもこれもイマイチ』と切り捨てて新しい何かを求めて彷徨っていたけれど、『良いかも』と感じたやり方をジャンル問わずどんどん取り込んでいけば良いわけで。
それは自分の怒りに対峙する武器に成り得るのだと思う。
様々な方面から様々なやり方を試して自分に合うものを見つけて、それを駆使しながら少しでも息子と笑顔で過ごそうという、前向きで楽しみな気持ちが増した。

また、私の尊敬する友人が
「私は喜怒哀楽の中で怒りという感情が一番学びの多い感情だと思ってます」
と、話してくれた言葉が目から鱗だった。
私はそんなふうに考えたことがなかった。怒りという感情はマイナスでしかないと思っていた。
怒りというものをそう捉えてみると、また違う見え方、怒りという感情そのものへの気持ちも変わってくる。

育児が始まってからずっと苦しんでいたことに少し解決策が見えて、明るい気持ちで今年を終えられそうで良かった、と感じている年末。
年齢があがるごとに、怒る内容も悩みも変わっていくのだろうけれど。
息子とみっちり過ごせる時間も残り3ヶ月。
息子は4月からいよいよ長〜〜い集団生活の始まり。
就園まで長い〜〜と思っていたけど、、、過ぎてしまえばあっという間だった。
平日午前中に遊べるのも今のうち。お友達と遊ぶ時間を出来るだけたくさんつくってあげられたらいいなと思う。

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