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2019年2月の記事一覧
魂を待つラス・メニーナス
パク・ミンギュ「亡き王女のためのパヴァーヌ」
を読んだ。
「彼」と「彼女」と「ヨハン」のものがたりであり、この世とあの世のすべての気高い魂の為のものがたりでもある。
昔、二人の芸術家が、或るひとりの王女をモティーフに
一人は絵画を
一人は音楽を
つくった。
ベラスケス「ラス・メニーナス」(侍女たち)
ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
である。
女性というのは皆、「王女」と「侍女」とに分か
「不」人気noteを読みたい
以前、スキが多いnoteはつまらないから読んでいないということを書いた。(→少女とクマとの哲学的対話「『スキ』が多いnoteのつまらなさ」)
上記noteを読んでいただけるとありがたいが、まあ、簡単に言うと、と言って、難しく言うこともできないのだが、スキが多いnoteというのは、みんなに共感されているnoteということであって、だとしたら、読めばわたし自身も共感するだろうことが想像に難くなく、先
才能の正体は“集中力の質”(前編)
この文章は、漫画「左ききのエレン」劇中に登場する架空の本「才能の正体(真城学・著)」を再現した内容です。性質上、架空の固有名詞が登場します。ご了承下さい。また、真城学も劇中に登場する架空の人物です。
「才能の正体」真城歩・著/2005年出版
第1章「才能とは何か」「あの人は天才だ。」「あの人は才能がある。」東京藝術大学の教授という仕事柄、そんな言葉を度々耳にする。才能と向き合い日々切磋琢磨する