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リモートワークに誰でも作れる即席デスク「StayTheF***Home desk」。共有のシェアと市場のシェアを考える 【PR研究所099】
概要 新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増えました。日本だけではなく世界各国で、家にいながら仕事をする光景はみられるようになりました。 リモートワークでは、突然の出来事ゆえ自宅に椅子や机がないケースも想定されます。家具ベンチャーのStykkaは、たった3枚の段ボールで作れるデスクを開発。リモートワーク需要に合わせました。 しかし、それだけではありません。彼らの驚くべきは「設計図を無料公開し、商品を買わなくとも自宅で作れるようにした」ことです。 (北欧らしいミ
ケロッグがLGBTQの啓発活動を支援する「ALL TOGETHER CEREAL」を発売。批判後の対応も 【PR研究所098】
概要 10月の第3木曜日である「Spirit Day」は、いじめ撲滅運動デーです。LGBTQに対して、著名人や学生がレインボーカラーのうち「Spirit」を象徴する紫色の服を着て活動に参加するという文化があるそうです。 2018年、ケロッグはNGOグラードと共に、多様性を支持する限定品「All Together Cereal」を販売しました。お馴染みトラのシリアルをはじめとして同社の製品をミックスし、紫色のパッケージで販売しました。 売り上げはすべてグラードに寄付され
オレンジと黒の旗のもとに難民が集結。オリンピックにも使用されたThe Refugee Nation flag 【PR研究所097】
概要 難民問題は世界的な課題であり、解決が急がれているテーマの一つです。国際協力NGOワールドビジョンによると、2018時点で世界の難民および国内避難民の数は7,080万人に上り、第二次世界大戦以降で過去最大の数値となったそうです。 そんな難民問題ですが、2016年リオデジャネイロオリンピックで史上初めて10名の選手が混合チーム難民選手団を結成しました。それに合わせて、非営利団体「THE REFUGEE NATION」はオレンジと黒の独自の旗を製作し、シンボルとして掲げま
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大気汚染を「見える化」することで資産価値の変化・法改正へも繋げたイギリスNPOのどこがすごいのか考えてみた 【PR研究所096】
概要 SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」にもある通り、大気汚染は持続可能性な未来をつくる上で大きな問題となっています。WHOによると、世界の人口のうち90%が汚染された大気の下で暮らしている計算となるそうです。(AFP通信より) ところが大気汚染はなかなか目に見えないため、人びとの意識は低いままです。そこでイギリスNPOのCOPI(Central Office for Public Interest)は、ロンドン市民に大気汚染問題にもっと関心を持ってもらうキ
「Search for 3.11 検索は応援になる」Yahoo!×LINEのプロジェクトをPR目線で考える 【PR研究所092】
概要 2021年3月11日で、東日本大震災からちょうど10年が経ちました。Yahoo!は経営統合したLINEと「Search for 3.11 検索は応援になる」プロジェクトを始めました。例年行っている取り組みですが、10年という節目ではより大きな規模となりました。 「Search for 3.11 検索は応援になる」は、Yahoo!で3月11日に「3.11」と検索すると、1人数につき10円が東日本大震災の復興支援にあてられるというプロジェクトです。 今回は、PR目線