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お菓子は価格競争ではなく、遊びゴコロで勝負。面白い形のチートスを集めた「チートスミュージアム」【PR研究所088】

概要

 チートスは1948年生まれのチーズ味スナック。現在では世界40カ国以上で販売されており世界的なスナック菓子になっています。愛されてますね。

 そんなチートスは、2016年、ユニークな形をしたチートスを集めて博物館を開きました。工場で生まれた偶然の産物で、稀にユニークな形につくられることがあります。そこに着目した博物館、「チートスミュージアム」です。

 スナック菓子は価格競争やフレーバーなどで競い合うことが多いのですが、そんな中でも「形」という遊びゴコロへ着目したのでした。

課題・背景

①価格競争やフレーバーよりも別の打ち出し方をしたい

②チートスは稀にユニークな形のものができる

ターゲット

子供たち
親世代
チートスを食べたことがある人

目的

①ユニークな形というオリジナルな打ち出し方をし、既存の競走軸から外れる

②コアなファンを増やす

インサイト

これってキリンみたいだなあって思う"あるある"
ユニークな形のものをハントしたい

施策

 2016年、ユニークな形をしたチートスを集めて博物館を開きました。工場で生まれた偶然の産物で、稀にユニークな形につくられることがあります。そこに着目した博物館、「チートスミュージアム」です。

 このチートスミュージアムではコレクションに加えるトップ10のチートスを募集しました。毎週、一般から応募された作品の中で素晴らしいと思ったものに投票し、人気投票でトップになったチートスが1万ドル(約101万円)獲得できるというルールです。

Huffpostによると、

①見た目の面白さ:チートスがどれだけユニークで、説明にどれだけマッチしているか
②注目度:チートス、タイトル、説明がどれだけ注目を集めるか
③独創性:タイトルとチートスの説明にどれだけ独創性があるか

の3つの評価基準を設けて投票を行ったそうです。

結果

SNSでの関連投稿数:12万件超
動画再生回数2,300万回超
サイトアクセス:525%上昇
PR Timesより

PRの事例として注目すべき点

 PRとして注目すべき点は主に1つあります。
 それは、チートスにしかできないオリジナルな打ち出し方をしているという点です。価格競争や季節系のフレーバーなどは他のスナック菓子も真似できるものですが、ユニークな形というのはチートスにしかできないです。

 商品のオリジナリティを考えることはチートスに限らずあらゆる商品において重要です。


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