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23区でもっとも緑が多い!練馬区が地域活性のために行った広報キャンペーン 【PR研究所095】

概要

 東京都の練馬区は、23区内でもっとも緑が多い区だそうです練馬区役所より)。そんな練馬は、緑豊かな練馬区の様々な魅力を発信していくため、広報キャンペーン「YoriDoriMidori(よりどりみどり)練馬」を平成27年3月から実施しました。

 毎年、参加型のモザイクアートや絵本作成、"ねりまグリーン"というオリジナルカラーの開発まで「YoriDoriMidori(よりどりみどり)練馬」なキャンペーンを行なっています。

課題・背景

①23区No.1の緑被率を誇ることが強み

②年々人口増加している練馬区だが、更にプレゼンスを高めたい
練馬区人口ビジョンより)

ターゲット

練馬区に住む人々
練馬区以外の東京23区,周辺地域の人々

目的

23区No.1の緑被率を誇ることを強みとし魅力を伝えるため

練馬区がより愛されるような地域になるため(既存区民やそれ以外の東京都民etcから)

インサイト

みどりのある街に住みたい
居心地のいい街に住みたい

施策

 緑豊かな練馬区の様々な魅力を発信していくため、「YoriDoriMidori(よりどりみどり)練馬」と題して広報キャンペーンを行いました。

 毎年、参加型のモザイクアートや絵本作成、"ねりまグリーン"というオリジナルカラーの開発まで「YoriDoriMidori(よりどりみどり)練馬」なキャンペーンを行います。

 ほとんどの企画が参加型になっています。詳細は動画からどうぞ。

①区民参加型CM

②"ねりまグリーン"練馬区のオリジナルカラー

③大きな「願いの木」をつくるCM

結果

2015年の「みどり」をテーマにした写真募集では2,300枚があつまる
練馬区の人口は順調に増加(令和3年現在

PRの事例として注目すべき点

 PRとして注目すべき点は主に2つあります。
 1つ目は、「23区内でもっとも緑が多い」事実を強みとして、区のブランドイメージを一点突破に作り上げている点です。おそらく練馬区の特徴は緑が多いこと以外にもたくさんあると思います。その中でも、効果の高そうなものにあえて絞っている意思決定が伺えます。

 2つ目は、プロジェクトが区民参加型になっていることです。区民が参加してプロジェクトを作り上げていくことで、区と役所の双方向性が担保されます。それらが練馬区の住みやすそうな雰囲気を作り上げているのだと思います。

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