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オンライン教育サービス「Be Online」からみるメディアリレーションズ 【PR研究所090】

概要

 パソコンを中心に展開するメーカーのHPは、新型コロナウイルスのロックダウンを受けてオンライン教育サービス「Be Online」を発表しました。

 ロックダウンなので子供達は学校に行けず、家で過ごす日々を送らねばなりません。そのような社会情勢でも、オンライン教育サービスなら勉強することができるということで「Be Online」は開発されていきました。

 PR Agencyのエデルマンがメディアリレーションズを中心に担当し、社会にアプローチしていきました。

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エデルマン公式HPよりスクショ。)

課題・背景

①発動されたロックダウンで子供達が学校に行けていない

②HPのプライオリティを高め、ユーザーの挑戦を応援する企業だというブランドを高める必要がある

③IT系のメディアはコロナ禍での学校・教育のアクションに興味がある

ターゲット

パソコンを買う親世代
子供達
学校などの法人

目的

 ユーザーの挑戦を応援する企業だというブランドを形づくり、HPのプライオリティを高める

インサイト

パソコンを買うなら子供の教育のためにBe OnlineのHPがいい

施策

 オンライン教育サービスならコロナ禍でも勉強できるということで「Be Online」は開発されました。

 Be Onlineでは、教育のリソースを持っているものと学習者をつなげることや、双方でコミュニケーションを取れるようになっています。学校との連携もできます。

 メディアリレーションズを担当したエデルマンは、24時間体制で集中的にピッチを行いメディアの注目を集めていきました。

結果

350以上の学校がプロジェクトに賛同
25000以上のスペインの先生が参加した
国境を超えて20カ国以上のメディアで報道された
エデルマンより

PRの事例として注目すべき点


 PRとして注目すべき点は主に1つあります。
 それは、Be Onlineの発表に合わせて行った集中的なメディアピッチが大きな効果をもたらしていることです。PRのなかで最も重要だとされる「メディアリレーションズ」、今回はBe Onlineの情報提供をサポートしました。

 Be Onlineという一つのプロダクトの発表であっても、さまざまな切り口とさまざまなメディアの関心のあり方が描けると思います。

 ITメディア、経済誌、「コロナ禍の教育」で社会部、、、

 おそらく同じ話題であっても、それぞれの記事で見出しは変わってくるでしょう。どのような取り上げられ方が理想なのかを考え、適切な情報提供ができると質の高いメディアリレーションズになると思います。

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