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ダンスカンパニー「DAZZLE」のご紹介&新作公演「NORA」のご案内

DAZZLEの非公式プロモーションシリーズも12回目である。今回は再び今春公開される新作舞台のご案内である。本noteではDAZZLEをご存知無い方でもなんとな~くご理解いただけるよう、過去にどんなことをしてきた人達なのかも交えてご案内していきたい。文字数が3200字を越えているので予めご了承ください。

DAZZLEとは

「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩さ」をスローガンに掲げ、
独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。
「開かれたダンス」の実現のために、あらゆる手法を再構築する。

ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合させた、世界で唯一つのオリジナルダンススタイルを生み出す。

舞台作品においては映像によるテキストやナレーションで物語性の強い作品を上演。映画・コミック・ゲームなどのジャパニーズカルチャーの要素を積極的に取り込む。
(出典元: http://www.dazzle-net.jp/about.html

…と公式から説明文を持ってきてもぱっとイメージ出来ない人が大多数だと思われる。彼らの特徴はまるで「異形」を感じさせる独特の世界観にある。「ストリートダンス」と「芝居」を見事に融合させ、ダンス作品でありながら120分近い作品を作るという事をしてきているのだ。その先に在るのが、今でこそ日本国内で話題になり始めている「イマーシブシアター」という観劇スタイルを日本で初めて開催したという偉業である。

現在ではもう施設クローズにより再演されることは無いのだが、それでも「イマーシブシアター」が何たるものかを1発でご理解いただける動画をご覧頂こう。先に申し上げておくが、この動画は単なる「プロモーションビデオ」ではない。「参加者の視点で撮影された」動画であるという事を念頭に置いたうえでご覧頂きたい。

DAZZLE新作舞台「NORA」

さて、1本目の動画をご覧頂いた所で、ここからが本題だ。DAZZLEが来る2020年3月5日より新作の「舞台」を公演する。こちらは前述の様なイマーシブ形式ではなく、本物の舞台作品である。まずは「無言のナイトパレード」とも言えるNORAの1本目の告知映像をご覧頂こう。

【あらすじ】
かつて、世界が人を作った。
やがて、人は世界を作れるようになった。
命や、運命までも。
だが、理想を求めるほど、理想から遠ざかる。
人は世界を作ることができても、
平等と平和を作り出すことは出来なかった。
自由を求めて人々が逃げ込んだのは、
配信停止となった"いわく付きの"オンラインゲーム。
そこには、秩序に縛られない人間の本性があった。
あなたの本性を、あなたは知っていますか?

今作の概要をお伝えしたところで、私が個人的に気になっているポイントをご紹介していきたい。

ポイント1:客演チーム「BLUE TOKYO」

私は正直に申し上げると彼らのことを存じ上げない。ただそれで終わってしまっては観る立場として如何なものか!?と思い、彼らのことを私なりに調べたので、ご一緒に見ていただきたい。

【紹介文】
世界初!男子新体操アスリートが結成したアクロバットプロパフォーマンスユニット。

“男子新体操選手のセカンドキャリアとしてエンターテイメントの世界でプロフェッショナルとして活躍できる人材を育てたい”

青森山田高校男子新体操部監督荒川栄氏の想いから世界初の男子新体操×ストリートダンスプロユニットBLUE TOKYOは生まれた。
アスリートとして研ぎ澄まされた肉体が音楽に合わせてシンクロし躍動するダイナミックなパフォーマンスは、日本発祥競技である男子新体操と現代日本のストリートダンスを融合して魅せる、唯一無二のエンターテイメント。
(出典元: http://www.bluetokyo.jp/about/

男子新体操ってあんまり見たことなかったんだけど、ここまでくるくるぴょんぴょん飛ばれると公演中「おぉぉ」しか言えなくなりそうなのどうしよう(笑)
不思議な世界観を持つDAZZLEとアクロバットワールドなBLUE TOKYOのセットが観られるなんて、期待せずにいられない。

ポイント2:「NORA」はひとつの物語じゃない

「NORA」という物語はあらすじにも合った通り、「オンラインゲーム」を題材にしている様だ。つまりゲーム性のあるお話、という事になるのだろう。とは言え舞台は舞台。ゲームチックな演出はあれど、ストーリーはひとつ…いや、このお話は「マルチストーリー」なのである。

………。

これをお読みの皆様、読書のご経験は少なからずあろうことと思う。本を開けば決まった物語が書かれていて、その物語を繰り返し読むということはされたことがあるだろう。

『舞台』というものを本に例えてみよう。本というのは手に取った時にはどんな物語かは分からない。読み進め、素晴らしい物語に出会い、本を閉じる。次に開く時だってそれは同じ1冊の本だ。物語が変わるなどあろうはずがない。なのに、この『本』は開く度に内容が変わるのだ。…魔法かよ。

実際は魔法ではなく、希望する参加者に(有料で)コントローラー的なものが配布されるらしい。それで舞台中の選択肢を選び、物語が進んでいく、というものだそうだ。過去にもゲームの様に選択肢を表示させるタイプの舞台作品はあったものの、そちらは1つのストーリーだった。1つの物語を描く舞台作品だったのである。NORAは1つの物語ではない。行くたびに違う物語を目にするかもしれないのである。

もちろんこの選択権を得ずとも多くの人が選ぶストーリーを観測者的な立ち位置で楽しむのも間違いなく楽しいだろう。この舞台の観客は「選択者」と「観測者」の2通りが存在していると言っても過言ではないと思っている。
…あかん、自分で言っててめっちゃ楽しそう。

「毎回ストーリーが変わるかもしれないなんて、チケット1枚じゃ足りないじゃん…?」ってなるだろう。なったともさ!2回行くことを決めたとも!欲を言えばもっと行きたい!スケジュールさえあれば全日行ってくるつもりである。

チケット販売情報

本日01/25より、チケットの一般発売が開始された。公演日・チケット発売情報を以下に示すので、ご興味がある方は是非ご参加頂きたい。

DAZZLE新作公演 『NORA(ノラ)』
公演期間:2020/03/05~2020/03/08
会場:東京建物 Brillia HALL(池袋駅東口32番出口より徒歩4分)
NORA公式サイト: https://nora-dazzle.tokyo/
チケット価格:
DAZZLE席 12000円(サイン入りパンフレット付)
S席 8000円
A席 5000円
U-25席 4000円
※DAZZLE席は一部販売者のみ取扱有(チケット取扱いサイト参照)
チケット取扱いサイト

一般発売日:2020年1月25日(土)10:00~
キョードー東京 :DAZZLE席取扱有
ローチケ
チケットぴあ :DAZZLE席取扱有
e-plus
Rakutenチケット
LINEチケット
CNプレイガイド
としまチケットセンター :DAZZLE席取扱有

同じ舞台観劇者であれ、「選択者」「観測者」として異なる立場の参加者が集うこの舞台。絶対面白いに違いないと私は信じて止まない。

先行販売で殆ど席は埋まってしまっているのだが、まだDAZZLE席・S席・A席共に空席がある。ミステリなゲームを彷彿とさせるだろうこの舞台、是非ご覧頂きたい。宜しくお願い致します。

そして01/27はDAZZLE主宰 長谷川達也氏(NORAのPVで一番最後に出てきた人)の誕生日なのでそちらも宜しくお願い致します(何が)

ついでに私が書いてる過去のDAZZLEのnoteも宜しくお願いします(多いな)
DAZZLEの過去の舞台作品(DVD)や参加したイマーシブシアターの話を書いているものを以下のマガジンに纏めている。ご興味あればご一読頂けると単に私が嬉しい。
(熱量の影響で多少長文なのはご容赦を)

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