自己理解はもう古い!?これからは自己理解ではなく、〇〇する場が必要だ。
こんにちは。みづきです。
今日は、
「自己理解はもう古い!?
これからは、自己理解だけではなく、
〇〇する場が必要だ」
というテーマで記事を書いてみようと思います。
よかったら先日配信した自己理解ラジオもどうぞ。
そう思ったことはありますか?
人生の節目、就職や転職など、大切な決断をするとき、迷いが生じたとき、
わたしたちは自分を深く知りたいという根源的な欲求を感じます。
そう思った時に、まずどんな行動をするかというと、
大体、この3つ+最近だとコーチングに集約されると思います。
「自分を深く知りたい」という悩みに対して、
このように多くのフレームワークがあるにも関わらず、
「やりたいことがわからない」
「やっぱり自分とつながれない」
「自分の選択に自信がない」
という悩みは解決されません。
結局、頭脳で分析して"あたまで"理解しようとする自己理解は限界があるんですよね。
頭で理解したものは、他者比較、相対的な視点の上で成り立っているので、外部の環境が変わると「本当にこれでいいんだっけ」と影響を受けます。
「自分だけの肩書を見つけたと思ったのに、先人がいることを発見してしまった!変えなきゃなあ…」
「自分の特性と同じ特性タイプが人口の80%もいるのか。だったら自分なんて凡人だし、特別な個性なんてないんだ…」
そんな風に、他者と比較して自分を定義すると自分自身に対して自信が持てません。自分よりスゴイ人、あるいは同じようなことをやっている人を見た途端に方向性を見失います。
それを繰り返していると自分という軸が定まらず、自分自身に対してどんどん自信がなくなっていきます。
個性ってなに?オリジナリティってそもそも、なに?
じゃあ個性って、その人のオリジナリティってなんでしょう?
わたしは
「その人の感覚に根ざしていること」
だと思っています。
それは、あたまで考え言語化した個性ではなく
「これをやっているときに満ちる感覚がある」
「わたしはこんな世界を生み出したいんだ!」
という内なる感覚に根差している個性。
このように身体感覚や感情がともなった内なる感覚に根差していると、
外部環境の変化があっても、真ん中の軸はブレないんです。
相対的な感覚ではなく、絶対的な感覚だから。
自分が感じている夢や理想、イメージ、感情と根ざしている状態は、人から何を言われても、どう見られても、揺らぐことなく「わたしはこう感じているんです」と自分が自分自身とつながっている状態。
この状態になれば、人は自然とやりたいことをやっていくし、
自分が創り出したい未来を現実にしていくことができる。
その状態に至るまでに何が必要かでいうと、
自分を安心して表現できる機会
つまり自己表現の場だと思うんです。
多くの人がもっている自己理解のイメージは
机に座って自己理解シートやフレームワークを埋めていく作業(あるいはコーチングでコーチを対話する)ですが、
それに対し自己表現は、自分の内なる感覚を感じて、
それを外側にアウトプットする作業です。
実際に手を動かして作品を生み出すことで、
それが自分の感覚に根差したオリジナリティであることを感じる、それが自己表現です。
すべての人がアーティスト。わたしたちは世界をうつくしくするために存在している。
昨年夏に留学したシューマッハ・カレッジで、創立者サティシュ・クマールさんからこんなことを教えてもらいました。
わたしたちは、誰もが創り手であり、アーティストである。
にも関わらず、学ぶこと、インプットする機会に比べて、アウトプットや表現の機会は本当に少ない。
つまりそれは、安心して自己表現できる機会が少ないのだと思うんです。
せっかく、ひとりひとりにオリジナルな感性が宿っているにも関わらず、
それを表現する場が、あまりにも少ないと思うんです。
だからこそ、わたしは自分を知ること、理解することだけではない、
表現の場をつくることにしました。
自己表現の機会を、もっと。
去年、シューマッハ・カレッジでサティシュに出逢い、シューマッハの教育法に衝撃を受け、帰国後に唯一無二の自分とつながる自己理解&自己表現に特化したおとなの学校 "つながりの学校"を創立しました。
つながりの学校では、オープンにゲストとも協働し、自分を生きるアーティストさんたちとコラボレーションして多様なワークショップを企画しています。
時に絵の具とキャンバス、湧き上がることばで内なる感覚を表現したり、
大地に触れ五感を取り戻すおとなの遠足をしたり…。
こうして、定期的に五感を磨き「創作」の喜びを感じると、それぞれが自分の"源"に目覚めていきます。
オリジナリティの語源「Origin」は「起源」を意味します。
つまり、オリジナリティ(個性)とは、「源に根差していること」です。
(これもサティシュから教わりました)
わたしが組織開発の分野に携わっていたとき、
こんな発言をよく耳にしました。
「さいきんの若者は当事者意識が低いんだよね・・・」
「定時になったらすぐ帰るし、最低限のことだけやればいいやって思っている」
わたしからすると、
「いや、それはそうでしょ!」
って感覚です。
若者の当事者意識の低下に悩む企業さんは、たいていが1000人以上の従業員を抱える企業です。(少数精鋭のスタートアップ企業ではない)
トップダウンのヒエラルキー型組織で、
「上が決めたことを言いからやれ」
という環境なのに、やれ当事者意識をもて、やれ創造性を発揮しろだなんてダブルスタンダードすぎますよね…。
人は本質的に、
自分が創り出したものをいちばん大切にする
といった特性があります。
それならば、これまで教えられたことを着実にこなすような業務しか与えられておらず、ミスがないこと、与えられた目標を達成することを評価され、
自分で生み出した経験、創り出す喜びを一度も味わっていないのに、
そんな環境で当事者意識だったり、創造性を発揮できるでしょうか。
だからこそ、
まずは生み出す喜びを味わう体験が必要だと思うのです。
自分の感覚に根差した作品がこの世界に表れる瞬間の愛おしさを、
誰もが気軽に体感することができれば。
人は自然にその感覚を再び体験したいと思うはずだし、
それは仕事や人生にも波及していきます。
そこで、
・普段は会社の期待にこたえようとがむしゃらに仕事をしている方
・自分の好きなことや生きる喜びを取り戻したい方
・自己理解だけでなく、手を動かし表現する自己表現までセットで体感したい方
等々を対象に、
「感性のとびらをひらく和菓子づくり」というワークショップを企画しました。
世界にたったひとつのお菓子を生み出すワークショップ
昨年の様子はこちら。
十人いれば十色の作品が世に現れます。
色や、かたち、背景にある記憶…。
すべてがその人だから生まれる唯一無二の感性です。
写真を見るだけでも、人ってオリジナリティに溢れているんだなあと沁みますよね。
昨年同様、和菓子教室ゆらぎ主宰のさやかさんとのコラボ企画です。
そして今年は、
「自分の内側に咲く世界にたったひとつの花」
をモチーフに作品づくりをしていきます。
前回ワークショップの参加者さんのご感想
自分の内側にある唯一無二の感性のとびらをひらきたい方、
ぜひご一緒しましょう!
ワークショップ詳細
日時:2024年5月21日(日)13:15 - 16:30
場所:池上梅園(都営地下鉄浅草線「西馬込駅」より徒歩10分)
定員:12名
参加費:7700円(税込)
お申込についてはpeatixからチケットをご購入ください。
ワークショップについてのお問い合わせはこちらへ📧
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