微笑というvision
つるりとした陶器のうえすべる手で
なんにも考えず
まるで何度となくやってきたんじゃあないかと
あきらかにみきわめて
visionする
訓読で託そうか 音読で委ねようか
インクの匂いにまるっとプレスされた折り込み
めいっぱい広げよう
余白
限りなく
矛盾のおとしまえ 草かき分けて 茜色の空
好きなのだ
ひとりきりの吐息にとって
頬はあからむのだもの
朝
白樺や アカシヤは
ひとりでに微笑するとき いつもそう言う
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