いいやまみゆき

理学療法士/施術家/エッセイスト 【ウィメンズヘルスと内臓施術の専門家】 sarume…

いいやまみゆき

理学療法士/施術家/エッセイスト 【ウィメンズヘルスと内臓施術の専門家】 sarume北参道 代表/女性のための勉強会ひめセラ 代表 施術家ネームは清水美幸 施術家の日常感じていることを中心に書いていきます おもしろくてイケメンなC6,7脊損旦那と犬と鳥とイモリと暮らしています

最近の記事

セラピストという道の心得 by私

自信はあっても傲慢ではなくありたい、他人を大事にするあまり自分を見失わないでほしいし、わからないことよりもわかっているふりが一番怖い。これは私がセラピストを育成するという立場で、いろんなセラピストを客観的に見る中で、反面教師に心に留めていることです。 セラピストって先生って呼ばれる立場になります。けどね、先生なんて大袈裟なって思う反面、そう呼ばれ慣れてしまえば、そう振る舞おうとしてしまう『先生』になろうとしてしまうのです。けれど、教えることなんてそんななくて、日々発見の連続

    • 100点コンプレックス

      自分を癒すのは、最終、自分でしかない。体も心も、その回復に、最終、頼りになるのは自分のみである。そう感じております。なので、私の施術のスタンスは『その人の身体へのリスペクトと信頼を忘れない』こと。治してあげてるなんて思ったことはないのです。勝手に治せる、治す能力はある。その手伝いと、その邪魔をしている要素を発見して、本体(その人)に教えてあげれば良いだけ。と、いう意味で、身体の声を聞く、それを本人に伝える、回復しやすいように血流を上げたり、ゆるめたり、ちょっとだけこちらでも手

      • 人生のA面B面

        はてさて、久しぶりのnoteです。はてさて、4月に入籍いたしました。しみずさんから、いいやまさんになったのです。変な彼氏から変な旦那になったわけですが、相変わらず朝からぱっちり二重のイケメンです。変なんて言ったら可哀想と思う方のために、一例を。今朝も『ハムがストリングスしてる〜(ハムストリングスが硬いと言いたいようです)』と嬉しそうに連呼しておりました。ほらね。そんな変具合なわけです。私の人生において、2回目の結婚ですが、別にその日を境に何が変わるというわけでもないですが、な

        • 中二病に学ぶ

          私の友人の中でも、群を抜いて中二病な奴がいます。これはもちろん悪口ではなく、愛を込めての表現です。 自分の中って、自分を追い込みすぎるくらい真面目な側面と、なんとかなるさだけで人生走っちゃうようなゆるい側面と極端な両面を持ち合わせていて、その両方をうまく要所要所で発揮しながら、この社会の中でなんとか生きているわけです。しかし、どっちかというとやっぱり『ちゃんとしなきゃ』『完璧にこなさなきゃ』『欲しがりません勝つまでは笑』みたいな、そんな生真面目さが出てくることの方が多いのが

        セラピストという道の心得 by私

          過去の後悔って

          後から後悔した過去ってありますか? きっと思い返せば、あの時こうしておけばよかった、あの時こうだったら…いろんな思い出があると思います。けれど、そんな気持ちも、大人になると、だんだんこう感じてしまうのです。『自分が選んだ道に、「でも」も、「だって」も、ないんだよな』って。前に進むために、そう選んできた道であり、それが付随する感情が後悔だろうがなんだろうが、それがあっての今があります。 冷静に考えれば、です。 けれど、そんな自分事だけど冷静な、一種の客観的思考を持ち合わせ

          オトナの女に私はなりたい

          年齢を重ねると、人は省エネに生きるようになる。それがある種、自然な流れでもあります。日々、なんとなく目にする植物のような自然物と同様、人も日々枯れるように老いていき、死に向かって毎日を過ごしています。徐々に細胞内の水分も減ってシワが増え、さまざまな機能も衰えていき、筋肉もたるんでいく。けれど、その分、蓄積してきた知恵や経験を活かせるのが人間です。若い頃にはがむしゃらに体力・筋力を使って遂行してきたことでさえ、30代・40代になる頃にはそんなに体力・筋力を消費せずにできちゃった

          オトナの女に私はなりたい

          なんでもできる悩み

          器用貧乏。そんな言葉もあるくらい、やりたいことも、できることも、いっぱいあって、さて、何をしようかな。そんな悩みを持っている方って私の周りには結構多くいます。それは私も同様だからです。類は友を呼ぶ、ですね。そんななんでもできる私たちは、広くなんでもこなせますし、広くなんでも興味を持ちます。しかし、それを好きなように好きなだけやっていると、はて、私は何をしたいんだろうか?全部をやっていたら体も頭も心ももたないけど、一体私はどれを極めるべきなのだろうか?そう悩む日が来るのです。

          なんでもできる悩み

          誰のための言い訳か

          何かを決める時、何かをやめる時。その理由って、必要なようで必要ではなくて、言わばちょっとした自分を納得させるための【言い訳】のようなものだと思っています。一般化するためだったり、個人ではなく全体を動かすためには、理由や根拠って必要な要素だと思います。しかし、決定権も動くのも個人ならば、理由とか根拠って言い換えて仕舞えば、【言い訳】なのです。なので、誰かが、『今度、こうしようと思って!』っていう話を始めた時に、そのどうしたいかの結論だけは拾うけど、あとのその言い訳部分はあまり聞

          誰のための言い訳か

          感情は条件に勝つ

          悲しかろうが、辛かろうが、悩み深い問題だろうが、そのすべては自分で選択した結果でしかない。だから、その選択から得られた結果は、全て自分によるものであり、その悲しみも、辛さも、悩みもある意味【自作自演】なのです。 現代を生きる私たちは、昔は難しかったことさえもたくさんの【選択】の自由があるような世の中を生きています。女性でも仕事をやろうと思えばバリバリできるし、開業女子だってたくさんいる、昔は周りの偏見の目もあってしにくかったけど離婚するのも容易いし、自力で稼ぐことができるか

          感情は条件に勝つ

          怒りというものは

          いろんなことを超越して、いろんなことをかき消す。そんな強力な力を持っています。だから怒りというのは厄介なのです。良かったことも、楽しかったことも、嬉しかったことも、そんなポジティブを台風のように消し去って、いとも簡単に気持ちを180度反対の方へ誘っていく。そんなパワフルな感情だからこそ、いざという時には怒りを活かせば、形勢逆転できるポジティブに変換できるような、頑張れないと思っていたことさえ頑張れちゃう、そんな力が湧く原動力にもなるのです。 ポジティブにだけ使えれば良いので

          怒りというものは

          自然なものが健康を作るのか

          むかしむかし、こんな女子が私の元に施術に来ました。『毎日マックばっか食べてるから内臓大丈夫かなーと思ってきました!』そんな底抜けに明るいセリフと共に彼女はやってきたのです。特に自覚している不調は全くなく、毎日、本当に毎日マックを食べている。大好きな友達とワイワイ食べるマックが心底好きなのだと。本当に嬉しそうに、楽しそうに語るその彼女との出会いが、私の食事と健康に関する概念を覆したのです。 それまでは、私も健康に携わる者であり、内臓調整を得意として、毎日触るから臓器とお友達。

          自然なものが健康を作るのか

          お決まりのパターンから抜け出す

          人間関係というものを考えていく中で、お決まりのパターンに苦しんでいる人って一定数います。毎回同じような人と付き合ってトラブルになるとか、毎回同じようなことが原因でケンカになるとか、毎回同じようなタイプの人と職場でトラブルになるとか、そんなお決まりパターンは『次こそは!』そんな自分の意思や決意とは裏腹に、またやってきますよね。 1つの原因としては、原因という言い方はなんか良くないイメージだから『因果』とでも言い換えましょう。その因果の発生元は、まずは自分が小さい頃に見て触れて

          お決まりのパターンから抜け出す

          リハビリの時

          自分自身も、相談してきてくれるまわりの人の話を聞いていても、今、なんだか『人生のリハビリ』の時を過ごしているんだろうなって感じます。やりたいことはあるけどうまく形にならなかったり、好きなことさえわからなくなって何も手につかなくなったり、なんだか何をしていいのかもわからずモヤモヤしながらぼーっと過ごしたり。えいや!っと縛られていた何かをやめてみたけど、この先どうしよう、本当にうまくやっていけるのだろうかと悩んだり。 そんな状況って、リハビリのスタートの時みたいで。例えば、足を

          頭の中の『私の部屋』

          『私の部屋』ってご存知ですか?リアルな自分の部屋ではなく、脳内の『私の部屋』です。ずーっと忘れていたのに、何かの折に、最近ハッと思い出して行ってみました。最初は誰に教えてもらったのか忘れてしまいましたが、確か、愛犬が病気になり、その命の終わりを感じた頃だったかと思います。ずっと心配しては胸がドキドキして何も手につかなかったり、勝手に涙が出てきたり、一日中仕事もしながら、私にできることは他にないだろうかと頭の中がいっぱいで、疲労もどんどん溜まっていく。そんな日々を過ごしていた頃

          頭の中の『私の部屋』

          湧いてくるネガティブは秋の心

          外はすっかり秋っぽい空気感。こんな時期に、ちょっとおセンチになっている方はいらっしゃいませんか。特に過去のことをクヨクヨ『あの時あぁしていれば』とか『あの時こう決断していれば今頃こうだったのに』。なんだか悲しいこと、ネガティブなことばかり心に浮かんでは消えていく。客観的に考えれば、『そんなこと今振り返ったってしょうがないじゃん、前向いて行こうよ』そう思うのに、なぜか一人反省会が増えている。そんなあなたは別に情緒不安定なわけではありません。ご安心ください。しかしながら、ちょっと

          湧いてくるネガティブは秋の心

          私はナニモノか

          自営業をしていると、よく『ブランディング』なんてことを考えたりするのです。開業した2015年からずっと。もう8年も自分を決めきれずにいる。そんな感覚ってあるのです。本当は広く知られるためには、集客するためには、『〇〇の人』って一言で言えるようなわかりやすさが大事。でも、自分がやっていることって、整体って表現だと違うし、セラピストって表現だとぼんやり広すぎるし、内臓治療は得意だけどそればっかりしてるわけじゃなく、現代人を整えようと思うと、エラーしてる人ばかりだから、必要だからど