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なんでもできる悩み

器用貧乏。そんな言葉もあるくらい、やりたいことも、できることも、いっぱいあって、さて、何をしようかな。そんな悩みを持っている方って私の周りには結構多くいます。それは私も同様だからです。類は友を呼ぶ、ですね。そんななんでもできる私たちは、広くなんでもこなせますし、広くなんでも興味を持ちます。しかし、それを好きなように好きなだけやっていると、はて、私は何をしたいんだろうか?全部をやっていたら体も頭も心ももたないけど、一体私はどれを極めるべきなのだろうか?そう悩む日が来るのです。

そんなお悩み相談の時に、私がお伝えするのは、【白飯】を選ぶことです。白飯は、毎日食べても飽きないのはもちろん、牛丼にもなれるし、親子丼にもなれるし、梅干し1つで食べても満足感がありますよね。そんな風に、まずは飽きずになんかずっと興味を持ち続けてやっていることだったり、1回や2回離れてもまたやりたくて戻っちゃったりを繰り返していることだったり、他と組み合わせた時に汎用性があるものを自分の軸にチョイスします。毎日ステーキは食べたくないでしょ?自分にとっての特別はいつか飽きます。だから、それよりは、自分にとっては特別感なく、なんとなく続いちゃうし、さらっとやってしまうことなんだけど、みんなに褒められたりするものをチョイスするのです。そして、自分にとってのステーキになるものは趣味に止めます。

東洋医学で言うと【土】タイプの人はこの傾向が出やすいです。広く浅く、そして持ち前の順応性で何にでも調和して、適応してしまう。けれど、それをやり過ぎると、自分という中心がわからなくなってしまうから、好きでやってたはずのあれこれが悩みとなるのです。

私も例外なく東洋医学的に【土】多めな性分なのです。だから時々、今やっているタスクを整理しています。まずは今やっていることを全て書き出します。そしてそれを、やりたいこと、できること、求められていること、この3つに分類します。かぶっても良いのです。『これは今自分がやりたいことでもあるし、できることでもある。けど、誰も求めてはいないな。笑』とか。そして、この3要素全て満たすものは【天職】と呼ばれます。欲求も才能もニーズも満たした、自分にとって最強のお仕事になるものです。

それがずーーーっとセラピストなので、私は15年以上セラピストで居続けていて、ずーーーっと興味があるから、勝手に勉強するし、毎日の施術が研究時間であり、気づきやひらめきの連続なので、勝手にブラッシュアプされていくのです。

早めに気づいて良かったですが、それを気づかせてくれたのって、やはり周りの方々の言葉なのです。自分では天職だなんて、自力では気づかなかったと思います。自分にとっては当たり前だからこそ気づきにくいのが才能です。

人間誰しも、自分のことが一番見えにくいものです。

人の良いところは人が教えてくれる。
人の悪いところも人が教えてくれる。
気づかなかった才能もニーズも人が教えてくれる。

そんな素敵な何かに気づいたのならば、
自分の周りの大事な人に、
今日あなたが会う誰かに、
教えてあげましょう。

そして、誰かに褒められたなら、
謙遜も、遠慮もいらず、
素直に受け取りましょう。

『ありがとう』でいいのです。

そうやって素敵な言葉をたくさん集めたら、
見えなかった自分が見えてきます。

そうやって素敵な言葉をたくさんプレゼントしたのなら、
あなたの大切な人の人生がもっと輝く、
そんな大事なきっかけになります。

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