【マンガ】国民クイズ【感想】
ブログやSNSをはじめ、外に向けて政治的なことを書くことはないけど、引っ越し作業中に懐かしいマンガが出てきたので。
『国民クイズ』ってのは、、、(Wikipedia要約)、、、
民主主義を捨て、国民一人一人がテレビ番組「国民クイズ」での合格によって特権を勝ち取る異形の全体主義国家となっている近未来の日本を描いたディストピア作品です。
クイズではなく別の何かを勝ち抜いた人たちが決まりごとや憲法を変えようとしたり新たな解釈を与えようとする今の世の中を見渡してみると、名もなき誰でもがクイズを勝ち抜いて権利さえ手に入れれば世界をどうとでも出来る「国民クイズ」の世界も悪くないと思ってきたりもする(笑)。
バブル期の余韻が残る時代の作品なので、実際に「国民クイズ」という番組が生まれていたとしても何となく違和感のない印象(笑)。僕は肌でバブル期を知らないけど、あのイケイケでデタラメな時代を知らないと(興味がないと)面白くも何ともないかも。
結構面白いし映像化しやすそうだけど、されていないどころか一度絶版になっているんですな。僕は復刻版の上下巻を買ったようだ。
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Wikipediaより抜粋
『国民クイズ』(こくみんクイズ)は、杉元伶一(原作)・加藤伸吉(作画)による漫画作品。『モーニング』(講談社)において、1993年に連載された。全4巻。
設定、台詞回しが現代社会へのアイロニーとなっているのが特徴のディストピア作品である。
一度絶版となったが、ファンの要望により太田出版から上下巻の復刻版が発行された。
【あらすじ】
近未来、日本は民主主義を捨て、国民一人一人がテレビ番組「国民クイズ」での合格によって特権を勝ち取る異形の全体主義国家となっていた。「国民クイズ」は「民主主義はもういらない、あなたのための全体主義」、「4時間の合法的な革命」、「ギブ・ザ・ピープル」をテーマに暴走の一途を辿る。
主人公のK井K一は、テレビ番組にして最高権力機関である「国民クイズ」の人気司会者。ところが彼は刑務所住まいだった。かつて、彼は売れない役者だったときに国民クイズに出て失格し、強制労働として司会をやらされていたためである。複雑な事情に流される別れた妻と娘の気持ちをよそに、皮肉にも有名かつ超人気司会者となり日々の番組をこなし続ける。ある日、娘に会うために脱走したK井は、娘を人質に国民クイズ体制崩壊計画への手助けを迫る佐渡島共和国の工作員と、そして、待遇の改善と家族との面会を随時許可するというクイズ省の官僚との双方に取引を交わす。
K井は国民クイズ体制を維持しようとする者と崩そうとする者との間に挟まれ、ついに誰もその結末が分からないその日のクイズ番組が始まる。
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