【映画】メメント【感想】
僕はアタマの中をクッチャクチャにしてくれる作品が好きなので、『フォロウィング』からキャリアをスタートさせるクリストファー・ノーラン監督の作品が好き。
そんな監督の第二作目である『メメント』。妻が殺害される現場を目撃し、その犯人により受けた外傷により記憶が10分間しか保たない前向性健忘となってしまうレナード(ガイ・ピアース)が復讐のために犯人探しを始める。
レナードは出会った人物・訪れた場所はポラロイドカメラで撮影し、写真にはメモを書き添え、重要なことは自身の体に刺青として彫り込む。
【↓観ていない人はネタバレ注意↓】
これを書くだけである種のネタバレになるので書きたくないのですが、、、時系列順に進む物語と時系列の逆順に進む物語を交互に繰り返しながら、結末へと向かって行きます。
『TENET』の感想でも書いたのですが、ノーラン監督の何かのインタビューで、「自分の記憶は、デスクの引出しのファイルのように整理されていて、いつでもどこからでもどんな順番にでも取り出すことができる。なので、『メメント』のような作品を撮るのは苦労しなかった」と語っていたようなアイマイな記憶が。
僕もスナップの展示では全然異なる時間や場所の写真を組み合わせたりして遊んでますが、ノーラン監督の作品、特に『メメント』を観るたびに「アタマの中の何がどうなったらこうなんのよ??」と、その差を痛感します。
【宮田の個人的評価】
衝撃:★★★★☆
映像:★★★★☆
洗練:★★☆☆☆
独創:★★★★★
余韻:★★★★☆
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