【映画】TENET 【感想】
クリストファー・ノーラン監督作品『TENET』の感想、、、の前にまず最初に、、、『TENET』のタイトルは作品内容から意図的に回文にしているはず。
なので、カタカナを付けた邦題の『TENET テネット』は、作品を観ずに付けたのではないか?と、疑ってしまう。どこの誰が付けたかは知らんけど、とりあえずこの時点で☆-1個(笑)
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Wikipediaより抜粋
『TENET テネット』(原題:Tenet)は、2020年公開のクリストファー・ノーラン監督・脚本・製作によるSF映画である。
ウクライナ・キエフのオペラハウスにおいてテロ事件が発生。しかしこれは「プルトニウム241」を奪取したCIAのスパイを暗殺するための偽装だった。彼を救出するため、ロシア人の協力のもと、CIA工作員の主人公(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は特殊部隊に混ざってオペラハウスに突入し、スパイの救出には成功するが、直後ロシア人たちに捕らえられてしまう。
主人公はロシア人から拷問を受け、自決用の毒薬を飲む。しかしそれは実は睡眠薬であり、目を覚ますと見知らぬ船にいた。そこでフェイ(マーティン・ドノヴァン)という男から、先の作戦は主人公の適性をはかるテストだったことを明かされる。
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なるべくネタバレを避けますが、その難解さから、「作品を理解するために何度も観なければならない」という声も多いようです。
僕の感覚としては『TENET』を観る前に『フォロウィング』や『メメント』から始まるクリストファー・ノーラン監督のキャリアをおさらいしとくのもオススメです。
事前に何本かでも観て、監督がどのような思考で作品を手がけているのかを理解しておくと、『TENET』の作品世界の中に(多少は)入り込みやすくなる、、、かも。
記憶あいまいですが何かのインタビューで、「自分の記憶は、デスクの引出しのファイルのように整理されていて、いつでもどこからでもどんな順番にでも取り出すことができる」みたいなことを言っていたような。なので、『メメント』のような作品を撮るのは苦労しなかった、とも。
『TENET』では、いまコレと戦っているのはアレで、アレがこうなったからの結果がアッチになって、コッチはこの流れで、、、と、まぁある意味これがネタバレです(笑)。
ネタバレせずにこの作品を言葉にするのは非常にムズカシイのですが、上手く時間軸を使って観ている人のアタマの中をクッチャクチャにしちゃう感じの作品。
良いか悪いか、、、僕はあまり良いとは思っていませんが、その演出や仕掛けはノーラン監督が作品を重ねる度にどんどん派手になって来ています。
また撮影手法としては、特に役者が居るシーンではCGを極力使わずに、IMAXを使用して撮影を行っているので、今の若い子たちが『チェキ』や『写ルンです』を使うように現代のキレイな映像作品に慣れてしまった人には新鮮でしょうし、ベテラン映画愛好者には馴染みやすい画になっているのではないでしょうか。
残念ながら(?)人気監督になってしまったため、本作やバットマンシリーズのような大作をどうしても望まれてしまうのでしょう。でもファンとしては、ノーラン監督には再び『フォロウィング』や『メメント』のような、小粒でピリリと刺激のある作品も手掛けて欲しいなぁ、と思ったりもします。
まぁ、面白ければ何でも良いんですけどね(笑)
【宮田の個人的評価】
衝撃:★★★★☆
映像:★★★★☆
洗練:★★★☆☆
独創:★★★★★
余韻:★★★☆☆
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