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#トリノよいとこ一度はおいで〜食いしんぼうな王様が残した美味しいもの・その2「チョコレート」
チョコレートといえば、思い浮かべるのはベルギー? フランス? スイス?あたりが誰もが認めるチョコ大国で、「イタリア=チョコレート」というイメージはあまり一般的ではないと思うけど、どうでしょう? トリノ生まれのヘーゼルナッツ入りチョコレート「ジャンドウィオッティ」が、イタリア好きの人たちに知られているぐらいで。
ところがトリノで暮らし始めたばかりの時、「ヨーロッパで最初にカカオを消費し、世界に広め
#トリノよいとこ一度はおいで〜めちゃうまジャンドゥイオット、ちょっと付け足し
先日、ZOOMで訪問した、トリノのチョコレート屋さん「CROCI」(クローチ)のグイドさん。素晴らしいことを語ってくれたので、忘れないようにここにも書いておくことにした。
日本に輸出もしていないし、メディアに出たことなんて当然ないし、コマーシャルなんかも全くしてない。チョコレート一筋の素朴な人だけど、心に響くセリフ続出だった。心の奥から出てきた本当の気持ちだからこそ、あれだけの言葉になったんだろ
#トリノよいとこ一度はおいで〜 誰も知らないめちゃうまジャンドゥイオット
トリノ人のことをイタリア語でトリネーゼという(トリノの、トリノ風の、という意味もある)。トリノが州都のピエモンテ州民のことはピエモンテーゼ。ミラノの人のことはミラネーゼと言うんだよ、というのはもはや日本の皆さんご存知だと思うけど、ミラノが州都のロンバルディア州の人はロンバルデーゼ、じゃなくてロンバルド。イタリア語の文法は難しいので有名だけど、こんなのは序の口の序の口。
さて、そんなトリネーゼの血
#トリノよいとこ一度はおいで〜食いしん坊な王様達が残した美味しいもの その1 「グリッシーニ」
あの細長くポリポリとおいしいアレ。生ハムにグルグル巻きつけて食べたりしてもすごく美味しいアレ。イタリアンのレストランに行ったことがある人なら、それがイタリアじゃなくて日本国内でも、アレを見たことがない、食べたことがない、という人は少ないのではないか?
アレとは、そう、「グリッシーニ」。イタリアではもちろん、今や世界中のたくさんのイタリア料理店で、パンと一緒に出てくるアレだ。パンを自家製するこだわ
#トリノよいとこ一度はおいで その3「アンティケセーレの世界一のパンナコッタ」
イタリアでのロックダウン解除後初めて、自分の住むピエモンテ州から外へ、2泊3日で出かけていて、目指していた最低週一の更新ができなかった。汗汗
イタリア猛暑の中、特に暑くて悪名(?)高いパダナ平原のエミリア・ロマーニャ州モデナは、パルミジャーノ・チーズやバルサミコ酢、そしてフェラーリやマセラッティの生まれ故郷だ。
↑こんな色のフェラーリに遭遇したり
↓パルミジャーノ・チーズの生産者の中でもビオ
#トリノよいとこ一度はおいで その2「トリノ1私が好きな店」
オステリア・アンティケセーレトリノの街外れの、地味な住宅街の一角にある「オステリア・アンティケセーレ」は、私がトリノで一番おいしい、と思う店の一つ。”昔ながらの夕べ”、そんな意味の名前の通り夜だけ営業するその店は、素朴な雰囲気の中でうまいものを食べ、おいしいワインを飲み、隣の席の人とも思わずおいしいねー、と盛り上がっちゃうのが楽しいような、そんな店。旅行で、ビジネスで、トリノを訪れる人をアテンドす
もっとみるトリノよいとこ一度はおいで その1 そもそもトリノって?
イタリアのトリノに24年前から住んでる、ただのライターの私だけど、コロナ禍で観光が壊滅的な打撃を受けたイタリアのため、一人で勝手にトリノ観光応援連載をすることにした。
イタリアのトリノというところは、日本の人にはイマイチ知られていないけれど、実はイタリアの他の都市に負けない、魅力いっぱいな土地だ。一度来た人は、また来たい!とリピーターになることも多い。
とは言え、そもそもいったいトリノってどこ