オ-ストリアの今#7~「塩」と「ナチスの財宝」と「ジェームス・ボンド」の村の今
サウンド・オブ・ミュ—ジックで有名なオーストリアのザルツカンマ-グート。オーストリア・アルプス山脈にあり、1000年以上前から「塩」が取れる鉱山があり潤ってきた地域でもある。そもそもザルツ(SALZ)とは塩のこと、有名なザルツブルグは「塩の砦」という意味のドイツ語。
思えば、父がいつも口ずさんでいたグル-プサウンズ「森と泉に~囲まれた~静かに~眠る~ブルー、ブル-シャト-~」という歌が(どの年代だい!笑)ぴったりの、「森と泉」の地域である。私の年代だと「アルプスの少女ハイジ」なのだけど、今日紹介する村は、ブル-シャト-の歌の方が似合う、すこしミステリアスな湖畔の村「バード・アルトアウスセ—」。その数奇な歴史と今。そして、もう一つの村「グルンデルセー」。
この2つのマイナ—な村から、「小さな村の生き残り方」がわかる。
ザルツカンマ-グート~中世「塩の生産地域」から19世紀「ヨーロッパの有名避暑地」へ
ここから先は
4,113字
/
24画像
¥ 300
応援ありがとうございます!今後も素敵な記事をウィーンから投稿させていただきます。一緒にウィーンを散歩して下さい!クリスマス中の応援は寄付に使わせていただきます。