三宅島の野鳥生息・飛来情報(令和3年7月)~たくさんの幼鳥と出会えます~
みなさん、こんにちは。
林務担当では、三宅島の野鳥等の情報を毎月投稿しています。
三宅島の野鳥の特徴については、下記の記事で概説しています。
〇確認された野鳥の集計表(令和3年7月)
東京都三宅支庁では、日頃より、野生鳥獣の生息状況・飛来状況の把握に努めています。
先月、島内3地区にて、1㎞往復する間に、目視又は鳴き声により確認された野鳥を記録して、集計表にまとめました。
特記事項:ホトトギスが渡って来ました。
〇コラム
今回ご紹介する野鳥は、キツツキの仲間で、三宅村指定天然記念物の「ミヤケコゲラ」です。
筆者の経験上、「シチトウメジロ」と同じくらい、比較的近距離で姿を見せてくれます。
体の大きさはスズメくらいで15㎝程度、毎秒20回くらい木を突きます。この突く行為を、「ドラミング」と呼びますが、突く姿を目の当たりにすると、別の木に移るときに本当に飛べるのか?脳は揺れてないのか?と思ってしまいます。
そのうえ、突くポイントを探して、垂直だろうが逆さだろうが木の幹や枝をクルクル回って移動するので、ついついその動きに見入ってしまいます。
三宅島内は、様々な野鳥と出会える時期です。森林の香り、出迎えてくれる野鳥の姿や囀り、日中は暑いので、朝夕の涼しい時間帯に島内散策をして、五感を癒しリフレッシュしましょう。
〇三宅島の野鳥
前段で紹介した「ミヤケコゲラ」以外にも、7月に撮影できた野鳥の様子を紹介します。
シチトウメジロ
ヒヨドリ(幼鳥)
タネコマドリ
タネコマドリ(幼鳥)
アカコッコ
〇三宅島の植物など
三宅島は、豊かな自然に恵まれ、多様な植物も島内各所で見られます。
今回も、三宅島内で見かけた季節の花などを紹介します。
写真1枚目は「ガクアジサイ」で、「三宅村の花」です。三宅島の様々な場所で「アジサイ」を目にしますが、その一部が「タマアジサイ」で、この「ガクアジサイ」が大半を占めます。
「ガクアジサイ」は、品種が数多く存在する「アジサイ」の原種です。西洋に日本のガクアジサイが持ち込まれ、品種改良して「西洋アジサイ」ができ、日本に逆輸入されて広まりました。
ガクアジサイ
タマアジサイ
アオノクマタケラン
ツユクサ
テイカカズラ
ハマナタマメ
シマホタルブクロ
ランタナ
ハマナデシコ
スイカズラ
サクユリ
ハマヒルガオ
ハマオモト
ヒメヒオウギズイセン
ボタンボウフウ
オオムラサキシキブ
テリハノブドウの実
トベラの実
継続してご覧頂ければ、季節ごとの野鳥や植物などの移り変わりをお楽しみいただけると思います。
次回もご期待ください!
見出し写真:夏の訪れを告げるハマカンゾウ(令和3年7月撮影)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?