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フィードバックの4A【ノー・ルールズから】 (vol 143)

フィードバック

マネジメントの中で最も難しいコミュニケーションの一つではないでしょうか。
フィードバックと聞くと、定期的な業務パフォーマンス評価の面談を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、フィードバックは日常の活動の中で繰り返し行われるべきものです。

最近、友人に勧められて、「ノー・ルールズ」を読みました。
  【NO RULES(ノー・ルールズ)  日本経済新聞出版社
ネットフリックスのCEOが書いた本です。
「脱ルール」の企業カルチャー、究極の権限移譲ともいえる文化に注目が集まって、特別な会社、すぐにはまねのできない文化、といった書評が多いようです。しかし、視点を変えると、特別な会社でなく、普通の会社でも、すぐに取り入れることのできそうな部分をいくつも見つけることができます。

その一つが、フィードバックに関する考え方でした。
「フィードバック」の捉え方、どんな気持ちを携えておけば「フィードバックがストレートに伝わり、相手の利益に繋がるか」の秘密が紹介されています。

コアとなる4つの姿勢を常に意識すること。
ネットフリックスの様な「特別な」会社でなくても、従業員一人ひとり、入社の若いスタッフからマネジャー達、更には幹部も含めて見習うことができます

とは言え、日常の行動に対して「フィードバックをする、受容れる」文化づくりは、とても難しいと感じるのも事実です。

フィードバックのつもりが批判や攻撃として受け止められ、反発が出る。摩擦や気まずい雰囲気が醸成されてしまう。
私の会社でも、こうしたことが頻繁に発生して、

「批判と受け止められる雰囲気が嫌だから」

と言いたいことを言わずにおいた。と内緒の話を何度も聞かされます。

フィードバックを批判として受け止めるのではなく、

会社の雰囲気、企業文化をより良い会社にする行動だよ
世界の中で成功している会社は既にそれを実現しているよ

を皆に知っておいて欲しい。
それが今回のツイートの趣旨です。

I recently read a book called
“No Rules” by Reed Hastings (Netflix CEO) & Erin Meyer.
The book focuses on the culture and management of Netflix. Although it is difficult to adopt their culture as it is, I found a lot of things that were helpful in terms of how management should be. I would like to share my impressions.

In order to improve the performance of management, they put a great deal of effort into providing feedback. They tries to generate, mutual acceptance of feedback, and changing behavior through feedback, as one of the core elements of their corporate culture.
In this article, he mentions four guidelines, called “4A”, to follow when feedback is made.

The person giving the feedback should be sincerely concerned about the growth and success of the other person.
(Aim to assist) Feeling to help the other person
(Actionable) Promote behavioral change
The person receiving the feedback must remember to take it seriously and
(Appreciate) showing behavior of appreciation
(Accept or discard) How to use the feedback is receiver’s decision

These four key points are concepts that we can immediately adopt.
最近、ネットフリックスCEOによるNo Rulesという本を読みました。Netflixの文化、マネジメントに関する本で、彼らの文化をそのまま導入するのは難しいところもありますが、マネジメントの在り方という点で、参考になるところが数多く見つかりました。私の感じたことを紹介します。

マネジメントのパフォーマンスを上げるために、フィードバックを行うこと、お互いに受容れ、行動を変えていくことを企業文化のコアの一つにして、非常に力を注いでいます。

その中で、フィードバックの時に守る4つの指針を「4A」として触れています。
フィードバックを行う側は、相手の成長、成功を心の底から考えながら
  (Aim to assist) 相手を助けようという気持ち
  (Actionable) 行動変化を促す
フィードバックを受ける側は、真摯に受け止める姿勢を忘れず、
  (Appreciate) 感謝する
  (Accept or discard) 取捨選択する
これらの「4A」は私たちもすぐに取り入れることのできる考え方だと言えます。

話し始めるきっかけ、話の内容、その時の表情、アフターケア含めて、
日常のコミュニケーションとして自然な形でのフィードバックは難しい❗️
だからこそ、
「フィードバックをしよう、受け入れよう」を事あるごとに発信し続ける事
が大切なのだろうと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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