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想い徒然(言の葉 彩々)/創作 時々リアル

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このひとひらにありったけの想いをこめて、 拙い言葉を綴りました。 小説であったりドラマであったり 時々リアルな、 その時感じたままを.。.:*♡とりどりに。 ★17歳から書き溜め…
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2019年10月の記事一覧

飽かずに眺める 秋色の空

素足に冷たい 波際で

何を思うて揺れてみる

華陽炎の道標
(はなかげろう の みちしるべ)

孤独を好む人は
少しだけ頑固で
面倒くさがりで

笑顔も 仕草も 言葉も
どこか少し 不器用で

何も言うわけでもないのに 時折
ハッとするような 優しさを感じてしまう

そんな時は 一緒に笑顔になる

たくさん語る上っ面の言葉より 仕草より
ずっとずっと いいなぁ〜

明日の見えぬ焦燥
存在意義への渇望
己をすり抜ける情熱

秋は無情にも 人の想いなど
お構い無しに 野や山を
色とりどりに染めて行く

愛しい人よ
君が 想いを巡らすのは
誰のため

山の彼方の空とおく…

山の彼方の空とおく…

幸いあるかと 我想ふ
<パッチワーク創作/ワンフレーズ寄せ集め>
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この手のひらに
想いいっぱい握りしめ
ただ 待つだけの

秋が来て 冬が来て
また往すぎて

飛び立てぬまま
空の彼方を見るだけならば
この生すらも
今すぐ断ち切ってしまいたい

焦燥にも似た 日々を
季節は無情にも
色とりどりに 染めていく

フと想う
…あぁ 石ころに なりたい
#パッチワーク

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風になれ

風になれ

(北の大地に祈る)過去に友に贈った詩
画像:ご本人提供/場所:北海道某所
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雪解けの道 待ち切れぬまま
走り始めた 心は春へと

花が咲き 鳥が鳴き サワサワと木々が囁く
緑の匂い 目映い陽射し

花になる 雲になる 草になる
茜色になる フと一枚の葉っぱになる
ひとひらの雪になる

灼けつく夏の めくるめく光
深まる秋の錦絵の山道
夕な色の浜辺

いつまでも 君は君

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告白・君に恋した想い出

告白・君に恋した想い出

あなたと出会った 学びの小径道

初めてのデートは、雨だった
しかも、行きたいお店が定休日だった。

2回目のデートは晴れだった
あなたの好きな「きな粉」私の好きな「おはぎ」

ケンカした時 泣きながらあなたを追いかけて 来た道は、
どこまでも続いているような 長い長い並木道
仲なおりして 手を繋いで みどりの風に包まれた道

放課後に あなたが通るのを
いつまでも待ち続けた公園のベンチ

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花 ほろり

花 ほろり

心の隅っこに
ソッと咲いていたような
小さな花の ひとひらは

つくり笑いの危うい位置で
強がり見せてみたけれど

ほんの些細な出来事で
その手から離れ 音もなく水の上

繫ぎ止める錨(イカリ)なく
漕いで舵取る櫂(カイ)もなく
流れのままに漂いながら
どんどん どんどん 遠くなる

戻りたいけど 戻れない

過ぎていく 時だけが真実で
ここから先は 深い底

土に還るも 水面に浮くも
咲くが

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