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ほんとうの友達ができない原因

学校にあんまり行かなくなってからよく考えることは、やっぱり私には友達が全然いないんだということです。

思えば、いつからか私はいわゆる恋バナというものを聞かなくなりました。自分に話を振られて話すことはあっても、(多分彼氏がいた時だったからであろう)誰かの恋愛相談なんかを聞くことはもう全くと言っていいほどありません。

つまり、恋バナをしてもいいと思われるぐらいの信頼を得ることが、できなくなってしまいました。

理由はもうわかっています。私が可愛くてモテるからとかなんかじゃなくて、きっと私自身が彼女たちに心を閉ざしているからなのです。

私はずっと、女の子みんなから嫌われているんだと思い込んでいました。

幼い頃から、私が誰かに選ばれたときの他の子の顔を何回も見てきているからだと思います。

でも、それがリアルにクラスでの過ごし方などに影響してくるようになってからは、すごく生きづらくなりました。
いつの話だったか忘れましたが、私はその時、いわゆる数人のグループというものに属していました。ですが、ある時からそのグループの中の1人の子に少しずつ嫌われ始めてしまい、結局は一緒に過ごさなくなってしまいました。もともとただ笑っているだけで空気のような存在の私でしたが、嫌われ始めてしまった1番のきっかけは、その子の彼氏と私が親しくしていたからのようでした。そのうえあとから他の子に聞くと、その子はもともと、私がよくそう勘違いされてしまうような、「女の子らしくてかわいい子」が嫌いなタイプだったそうなんです。

いままでは、私がただ申し訳ないような複雑な気持ちになるだけで済んでいたけれど、この時は自分自身のクラスでの生死にも関わってしまうものだったし、すごく辛くて、でもその子の気持ちもわかる気がして、ただどうすればいいのって思うだけで。

あの時で1番、女の子はみんな私が嫌いなんじゃないかという気持ちと、疎外感を感じることの悲しさと、女の子から嫌われたくないという気持ちが私のなかにしっかり根付いてしまいました。

ただ私がいるだけで傷つく人がたくさんいる、という感覚がいつまでも私を蝕みます。

でもしばらくして、世間は意外に「あなたは悪くない。悪いのは勝手に選ぼうとしてくるような人達だ。」と言ってくれる人が多いことに気が付きました。

それでも、私のその感覚が消えることはなかなかないのです。それがさらに申し訳ないのです。


女の子の社会は、一度嫌われてしまったらもうおしまいです。一度でも間違えたら、もう生きていくことができません。

そのプレッシャーからか、私は女の子と話す時きっとものすごく緊張しているし、自分から防壁を作ってしまっているんだと思います。自分ではそう思っていなくても。

そしてその緊張と壁は、相手も無意識に感じとってしまうのでしょう。

こっちが心を開かないのであれば、向こうも開いてくれる訳がないのです。

それをわかっていても私は、心を開くのが怖い。勇気が出ないのです。

それに対して男の子と話す時は、たいして緊張しないで話せます。

男の子からは、嫌われても別にいいやと思ってしまっているからだと思います。
別に男の子の1人や2人に嫌われても、正直クラスで死ぬことはないからです。
嫌われたら嫌われたで私とは合わなかったんだな、で全て済ませられます。

けれど女の子からは1人でも嫌われたら、もう学校生活の終わりに等しいのです。

だから防壁を持たないで話せる男の子とは普通に親しくなっていくけれど、女の子とは、嫌われたくない、好かれたいと思って、醜い自分を隠すための防壁を作ってしまうので、思うように距離が縮まりません。

それで男の子とよく親しくしている所を見られて、女の子に「男好きじゃん」とか思われたりさらにまた嫌われたりしたらどうしようと思って、また防壁を厚くして、その悪循環なのです。

いつになったら抜け出せるのでしょうか。

まずは誰に対しても自分を出せるようになりたい。けど、本当の私は、きっとこの世間には向いていない。

第一、自分のことを可愛いと思っている女の子なんて、みんな嫌いなんでしょう。

可愛いの神格化は、ほんとうにいやだ。わたしもかわいい、あのこもかわいい、みんなかわいい、そんな世界はいつになったら訪れるのでしょうか。

そして、防壁を作らなくて済むように、実力も自信もともなった武器がほしい。

17歳にもなってまだ間に合うかすごく不安だけど、みんなみたいに普通に生きることができる強さが欲しい。

その前にこのぼろぼろの身も心も、なんとかしなくちゃならないけれど。

こういう形で、自分の思っていることを吐き出して人に見てもらったり、さまざまな人の文章に触れることで、私も知らない私の武器を見つけて強くしていきたいと思っています。

最後まで見ていただきありがとうございます。

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